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741:2015/01/01(木) 21:57:18.82 ID:

【実家に行こう】

(ローカル線車中)

球磨「クーマクマクマ~♪」

多摩「ニャンガニャンガニャー♪」

文月「ほわぁ、お山と田んぼいっぱいだぁ」

弥生「景色…綺麗、です」

蒼龍「そうだねー」

綾波「お腹すいた方、いませんか? よければおにぎり作ってきてますよぉ」

雷「あたたかい飲み物も用意してるわ!」

敷波「はーい、ちょうだい、ちょうだい」

木曾「寂れた電車でゆっくりと……風情があるねぇ」(しみじみ

北上「大井っちー、あーん」

大井「あーん……北上さんに食べさせてもらうおミカン、とっても甘いわ♪」

青葉「やや、あそこに野生の鹿が!」(パシャッ!

満潮「ど、どこよ、どこにいるのよ!?」(ワクワク

川内「スカー……グゥ……」

那珂「川内ちゃん、けっきょく朝まで起きてたからなぁ~……」(ストールかけかけ

イムヤ「(那珂ちゃんさんも朝までずっと歌ってたはずなんだけどなー……)」

瑞鳳「提督の実家かー、楽しみだね祥鳳姉!」

祥鳳「確かに楽しみなんだけど……本当によかったのかしら、こんな大人数でお邪魔して」

赤城「手土産も必要ないと仰っていましたけど……いくらなんでもそれは」

加賀「一応、お酒の良いものは持ってきましたし、なんとかなるんじゃないかしら?」

瑞鶴「提督さんの実家かー、どんな家なんだろ」

伊勢「意外とビックリしちゃうぐらい立派な家だったりして」

那智「見てからのお楽しみだな」

熊野「というか、ホントに鎮守府を空けてしまってよろしかったのですの?」

陽炎「ヘーキ、ヘーキ。妖精さんたちの防衛システムもあるし、いざって時は艤装で艦を遠隔操作できるし」

衣笠「そうそう、楽しめる時に楽しむのが人生を楽しむ秘訣だって!」

熊野「(どこかの鈴谷さんばりに能天気な方々ばかりですわ……)」(頭痛

鈴谷「……へーっちょ!」

<どしたの鈴谷~、風邪でもひいた?

鈴谷「んー……いやぁ、これはどこかの誰かが鈴谷様の噂をしてると見た!」

鈴谷「いやぁ、さっすが超重巡級の美少女、罪な女だねぃ」(ドヤァ

742:2015/01/01(木) 21:58:45.22 ID:

潮「艦の遠隔操作……リモートなんとかのちょっとした応用だ、って妖精さんたち言ってたね」

曙「便利すぎて逆になんか怖いわ……」

朧「留守番してくれてる鳳翔さんや妖精さんたちにお土産、買って帰らなきゃだね」

不知火「…………」(キョロキョロ

大鳳「どうかしましたか、不知火さん?」

不知火「いえ、鎮守府を出た時から司令の姿が見つからないので……」(ショボリ

一同『………………え?』

陽炎「……この電車に乗るまでで司令と話した人……いる?」

一同『………………』(顔見合わせ

大井「……もしかして提督、逃げた?」(ピキピキッ

曙「あ、相変わらず、あんのクソ提督は……! みんな、次の駅で降りてクソ提督を探しにいくわよ!」

一同『おー!』

蒼龍「ア、アハハ……まあ、その辺は漣さんたちがなんとかしてくれるんじゃないかな、うん」

文月「?」

弥生「??」

《鎮守府》執務室

提督「……今頃みんなは電車の中か」

提督「(みんなを引き連れて実家に行くのが辛くて、つい隙を衝いて戻ってきてしまった)」

提督「ま、まあ、漣君に実家までの地図は渡してある、なんとかなるだろう」

提督「……思いがけず一人きりになれたな」

提督「フ、フフフ……これは不幸中の幸いという奴か。この機会、逃してはならない」

提督「さっそく酒や食料を仕入れて、家に引きこもるとしよう」(ガチャッ

漣「ドーモ、ご主人様♪」

神通「あの……提督、お迎えに参りました…」

金剛「途中で大和さんが気づいてくれて助かったネー」

大和「フフ、ご実家に大和を紹介しに行くのが恥ずかしいからって……いけませんよ、提督?」

提督「」

<さー、チャキチャキ歩いてくださーい! 今年はそのコミュ症治しますからねー

<提督、私が、さ、支えますから、くじけないで一緒に頑張りましょう……ね?

<主役のアナタがいなかったら話になんないでしょ!

<さあ行きましょう提督! 提督と大和の明るい未来のために!

<や、やめてくれ……放せ、放してくれっ……ぃやぁぁだぁぁあ…(絶望

《この後、無事途中の駅でみんなと合流して実家に向かった》

743:2015/01/01(木) 22:19:17.99 ID:

ドナドナが流れてるよ。
744:2015/01/01(木) 22:37:50.94 ID:

建前: 日本男児が一度言ったことだからね。責任は取らないとね。

本音: 爆発しろ♪(満面の笑み

747:2015/01/02(金) 00:00:55.58 ID:

【地元到着】

《山と海に挟まれた中規模の街》
(駅ロータリー)

提督「…………うぷ」(フラフラ

提督「(ココに着くまでの間、散々みんなにどんな場所かを聞かれて……酔った、人に)」

漣「ありゃー、ちとやり過ぎましたかねえ」(背中サスサス

神通「提督、あたたかいお茶をどうぞ……」(コポコポ…

金剛『訳:へー……ふーん……ココがアナタの住んでた街なのね』

提督『訳:昔に比べれば、かなり開発が進んで開けたようだがな』(しみじみ

金剛『訳:へえ……』

北上「そんで~? こっからどうやって移動すんのさ、提督。まさか……徒歩?」

<えぇ~!?

<もうそろそろ疲れてきた……

<街を散策するのも面白そう!

提督「い、いや、事前に連絡しているので、家の者が迎えに来て…くれてい……る…………はず」

提督父「ハハハハハハハ」【歓迎!鎮守府御一行様】提督母「ウフフフフ~」

提督「」

曙「ね、ねえ、クソ提督、あそこで横断幕持って立ってるのって……」

朧「こっちに手、振ってくれてますよ」

潮「て、提督」

提督「……知らん、ひ、人違いだ」(震え声

提督父「ハハハハハハハ」【歓迎!鎮守府御一行様】提督母「ウフフフフ~」

神通「あ、あの、お父様とお母様……ちょっとずつ近づいてきて」

提督「」(ジリジリ…

提督「くっ……!!」(脱兎

提督父「ハハハハハハハ!」【歓迎!鎮守府御一行様】提督母「ウフフフフ~♪」(ダッ!!

<わ、私のそばに近寄るなあああーーーーーーーーッ!!

<だが断る! 待っていたぞ~、息子よー!!

<歓迎するわ~、盛大に~♪

748:2015/01/02(金) 00:04:28.20 ID:

アビスへようこそ……
749:2015/01/02(金) 00:14:27.03 ID:

ここが地獄の一丁目・・・・
750:2015/01/02(金) 00:25:04.30 ID:

※注意書き忘れていましたが、提督の実家ネタということで提督身内は身内故、提督を名前で呼びます
そういうのが苦手な方は、どうかご容赦ください
752:2015/01/02(金) 00:41:29.71 ID:

そういえば、提督父母と艦娘は顔見知りだったね
757:2015/01/02(金) 22:20:16.55 ID:

【提督実家到着】
(レンタルバス車中)

提督「う、うぅ」(ダウン

漣「大丈夫ですかー、ご主人様~?」(ハンカチパタパタ

提督「大丈夫だ、問題ない……」(グッタリ

提督父「ハッハッハ、まさか鎮守府の艦娘さんたちが勢ぞろいとは。千客万来とはこのことかな!」

提督母「賑やかになりそうで、お母さんとっても嬉しいわ~」

提督父「みんなも3週間ぐらい前から、夜もまともに眠れないくらい楽しみにしてたからなあ。今日の宴会はすごいことになるぞー」

提督母「お休み貰ったから帰省してもいいか、って連絡が来た日なんてお爺ちゃん……ああ、ウチの家令さんなんだけどね、喜びすぎて腰をいわしちゃったのよ~?」

陽炎「カレー……なにそれ?」

不知火「家の家務会計を管理して、他の雇用人の監督を行う方のことです」

陽炎「へえぇ……?」

満潮「(雇用人って……バイトじゃないわよね)」(ヒソヒソ

敷波「(司令官の家ってマジでおっきかったりする、これ?)」

綾波「(その可能性は高いですねー。そもそも、冷静に考えて私たち全員招待しても大丈夫な時点で……)」

吹雪「(ホントに私たち、お邪魔してよかったのかな……)」(コソ

瑞鳳「3週間前からって、みんな楽しみにしすぎじゃないかなぁ」

祥鳳「そういえば、提督はどのくらいぶりに帰られるんですか?」

提督「む……確か大学進学して…………うむ、軍学校の時、一度帰って以来の帰省だな」

祥鳳「え」

大鳳「そ、それはいくらなんでも帰らなすぎなのでは……」

瑞鶴「そんなに忙しかったんだ、提督さん?」

提督「い、いや、何度か帰ろうかと思って、休みが取れた時に地元へ戻ってきたことはあるのだが……」

提督「――――事前に連絡なしで帰ったら迷惑だろうか、とか……私が帰ってきたと家の者に騒がれるのが辛くて……その、結局顔を出さずに……」(目逸らし

一同『えぇ……』(ドン引き

提督「ちゃ、ちゃんと家の前までは行ったのだ……行ったのだ」(弁解

曙「じ、自分の家なんだから堂々と帰ればいいじゃない!?」

雷「そーよ、お家の人もきっと喜んでくれたわ!」

提督「だといいのだが……」

提督父「まあ、それは家に着けばわかるんじゃないかなー」

提督母「そろそろ到着よ~、忘れ物がないよう注意してね~」

提督「む、もうそんなところ…………ま、で」

【祝 鋼太郎様ご帰宅!!】

【お帰りなさいませ、お待ちしておりました!】

【歓迎! 鎮守府御一行様】

提督「」

758:2015/01/02(金) 22:20:48.27 ID:

イムヤ「お、横断幕と花環が壁に沿って並んでる」

北上「うひー……歓迎ムードってレベルじゃないんですけどー……」

大井「どんだけ提督に会いたかったんですか、家の人たち……」

提督「…………」(ガラッ!

漣「はい、ストーップ! 窓から逃げ出そうとしないでくださーい」(ガッシ

神通「て、提督、まだ車が動いていますよ……!」(ギュウッ

提督父「荷物置いてちょっと休んでもらって、そしたら宴会だからな~」

提督母「朝からご馳走た~くさん作って待ってるから、期待しててね~」

提督父「あ、お前はみんなにただいまって言いにいけよ」

提督母「みんな心配してたんだからね~?」

提督「う、うぬ……」

漣「こりゃ覚悟決めるしかないですねー」(ギュー

神通「て、提督、頑張ってくださいね……」(ダキー

青葉「(どさくさに紛れてハグし続ける秘書艦と初期艦の姿がそこにあった!)」(パシャリ

衣笠「やめなって、後で写真没収されても知らないよ?」

提督父「では、私はバスを駐車場に停めてくるから、お前はみんなを部屋に案内してやってくれ」

提督母「私は~、先にお家に戻るわね~」

提督母「あ、荷物置き終わったら、艦娘さんたちにいいもの用意してるから~。私の部屋まで案内してあげてね~?」

提督「りょ、了解した」

759:2015/01/02(金) 22:21:21.78 ID:

提督実家<ゴゴゴゴゴゴ・・・

提督「で、では、荷物を置きに行くとしよう。さすがに全員分の部屋は確保できなかったので、大広間に寝てもらう形になると思うが許してほしい」

艦娘一同『―――――ゴクリ』

提督「ど、どうした?」

艦娘一同『いえ、何でもないです』

漣「(ちょっと想像よりはるかにご立派なお家なんですけど、これぇ)」

曙「(え、なにこれ、聞いてない)」

潮「(はえぇ……お、おっきいねえ)」

朧「(艦の方の第七駆逐隊ぐらい余裕で収まりそう、だね)」

提督「(み、みんな敷地に入るのを躊躇っている……やはり、本当は私の実家に来るのは嫌だったのでは? わ、私が上司で、誘われて仕方なく……)」(キリキリキリ

金剛『訳:大丈夫よ、みんな考えてたよりアナタの家が大きくてビックリしてるだけだから』

提督『訳:一応、田舎だからな、土地だけは十分あるというだけだ』

金剛『訳:それでも見慣れてない子たちには衝撃なのよ。慣れてる側からすると、全然たいしたことじゃないんでしょうけど』

提督『訳:なるほど……』

球磨「オォー、庭が広々クマー!」

多摩「思わず駆け回りたくなるニャ」

木曾「他所様の家でいきなり好き勝手すんなよ!?」

金剛『訳:気にしてない子は、ホラ、あんな感じだし。気にする必要ないわ』

金剛「ホラ、みんな痺れを切らしてるから部屋へ案内するデース♪」(腕組み

提督「わ、わかったから腕を組むのはやめてくれないか……」

大和「(失敗しました……さりげなく提督をお慰めしつつ、一緒に敷居を跨ぐという計画が……)」(ギリィ

瑞鶴「な、なんか大和さんが鬼気迫る感じなんだけど……」

加賀「まだまだね、瑞鶴。戦いは……既に始まっているのよ」

瑞鶴「え?」

加賀「提督を慕っている面子にとって、ココ……つまり、提督の実家は、提督のご家族に自分をアピールする絶好の機会」

瑞鶴「――ハッ!?」

加賀「気づいたようね。そうよ、ここでご家族の方から好印象を得られれば……」

瑞鶴「ケッコンカッコカリも夢じゃない!!」

加賀「……というわけよ、赤城さん」

瑞鶴「一航戦の誇り、目にもの見せてくださいね♪」

赤城「ふ、二人とも私に何をさせようとしてるの!?」

760:2015/01/02(金) 23:02:23.61 ID:

赤城さんファイト!
761:2015/01/02(金) 23:04:16.35 ID:

赤城さん推しイイゾー

763:2015/01/03(土) 00:00:20.57 ID:

帰宅に祝がつくのはさすがココの提督ですわ
766:2015/01/03(土) 02:07:53.17 ID:

【新年の宴開始】

家令「坊ちゃま……おおぉ、鋼坊ちゃまぁ……!」(号泣

提督「うぐ……げ、元気にしていたかね?」(キリキリ…

家令「ええ、ええ、もちろんですとも……! こうして坊ちゃまの元気な姿を目にするまで、爺は……爺は死んでも死にきれ……エッホッ、ゲホ、ゴホ!!」

提督「あ、ああ、落ち着いて、お茶でも飲みたまえ」

家令「ううぅ、鋼坊ちゃまはあの頃から変わらず、お優しいまま……感激いたしましたぁ!!」(オーイオイッ

提督「(みんなが母の部屋に行ってしまったから、こうして顔を見せに来たが早まったかもしれん……)」(チラ

お手伝いA「ねえ見て、坊ちゃまよ、坊ちゃまが帰ってきてくださったわ」(ヒソヒソ

お手伝いB「お変わりないようで安心したわ」(コソコソ

お手伝いC「いっぱいいた女の子たちは艦娘なんですよね……レベル高かったですね~」(ボソボソ

提督「(は、早く、早くみんな戻ってくれ……)」

<ほら、早く襖開けて!

<ちょっと、なんで私を前に押し出すのよ!?

<だって恥ずかしいし……

<ウフフ、みんな似合ってるから大丈夫よ~

提督「む?」

提督母「鋼ちゃん、お待たせ~」(ガラッ

提督「は、母よ、前からお願いしているが、その子供っぽい呼び方は止めていただけないだろうか」

提督母「アラ~、いくつになっても子供は子供のままよ~?」

提督「むう……」

提督母「そんなことより~、見て見て~、ジャ~ン♪」

提督「ぬ……?」

767:2015/01/03(土) 02:08:22.17 ID:

曙(振袖)「こ……こっち見んなクソ提督……」(真っ赤

漣(振袖)「アハハ、まさかこんな恰好させられるとはー」

潮(振袖)「ちょっと前、苦しいね」

朧(振袖)「……たぶんそれ、潮とか一部の人だけ」

金剛(振袖)「オー、ジャパニーズ着物! とっても煌びやかでgoodデース!!」(パタパタ

伊勢(振袖)「まさかこんなもの用意してくれてるなんてねー」

大和(振袖)「大和、感激です……お義母様に着付けまでしていただけるなんて!」

神通(振袖)「こ、こんなにいいもの、本当によかったんでしょうか……」

川内(振袖)「着物って動きにくいから私、ヤダー」

那珂(振袖)「我儘言っちゃダメだよ、川内ちゃん。あ、神通ちゃんはすっごく似合ってるから、それで提督のとこに行ってね!」

球磨(振袖)「ヴォー! 走れないクマー」

多摩(振袖)「借りてきた猫みたいに大人しくしてるニャ」

木曾(振袖)「お、俺には似合わねえよな、こんなの……」

北上(振袖)「んー、私らには馬子にも衣装って奴だよねー」

大井(振袖)「そんなことないです! 北上さん、着物すっごく似合ってますよ!!」

青葉(振袖)「これは圧巻ですねー。みんなの写真を撮らな――ぶべ!?」

衣笠(振袖)「ほらー、着物で走ったら危ないって」

熊野(振袖)「これ……汚したり破ったりしたら、私たちのお給金程度なら軽く吹っ飛ぶレベルの品ですわよ」

那智(振袖)「こういうのは羽黒の方が似合うのだがな……」

大鳳(振袖)「い、いいんでしょうか? 私たちなんかが提督のお母様に……」

加賀(振袖)「上官の母君のご好意よ、断るわけにはいかないでしょう」

瑞鶴(振袖)「でも、こんなお洒落なもの記させてもらえてラッキーでしたね!」

赤城(振袖)「なんだか申し訳ないわ……」

蒼龍(振袖)「む、胸、ちょ~っと苦しいかなぁ」

敷波(振袖)「うちらみたいな艦娘にここまでしてくれるなんてなー」

綾波(振袖)「なんだか恐縮です」

満潮(振袖)「き、着るしかないじゃない、上官の親が用意してくれてるんだから……!」

吹雪(振袖)「これ全部用意するのにどれくらいかかったんだろ……」

雷(振袖)「ジャーン! 司令官、似合う!?」

文月(振袖)「ほわぁ、司令官、着物きれだね~♪」

弥生(振袖)「し、司令官、どう…ですか?」

瑞鳳(振袖)「んぅ、これじゃ裾たくし上げないとD・ホイールに乗れないなぁ」

祥鳳(振袖)「はしたないから裾を上げちゃダメ!」

イムヤ(振袖)「こんなに厚い生地の服着たの久しぶりだわ……」

768:2015/01/03(土) 02:09:18.12 ID:

提督母「ほらほら~、みんなに何か言ってあげることないの~?」

提督「何か、と言われても――――さ、さすがにみんな似合うなとしか」

艦娘一同『――――――!!!?』

提督母「あ、あらあら……」

提督「む……?」

家令「お、おおおお、奥様……これは一体!?」

提督母「爺……すぐに宴の用意を。事態は思った以上に進行しているわ!」

家令「ハハ、かしこまり!」

お手伝いA「私たちもお手伝いいたします!!」

お手伝いB「この日のために準備しておいた料理の腕、披露してみせましょう!!」

お手伝いC「まさか坊ちゃまのご病気がココまで改善されているだなんて……まるで夢のようです!」

家令「それもこれも、すべてはご客人の方々のお陰に違いない! 皆、最高のおもてなしを提供しますぞ!!」

お手伝いABC「「「心得ました!!」」」

769:2015/01/03(土) 02:10:54.96 ID:

似合うと言っただけでこの反応…
提督のコミュニケーション能力とは一体…うごごごご!
771:2015/01/03(土) 02:16:51.97 ID:

陽炎(振袖)「ほら、なにやってんのよ、みんなもう移動はじめてるわよ!?」

不知火(振袖)「し、しかし、お、帯がほどけてしまって……」(ワタワタ

陽炎「ああもう、しょーがないわねえ! 後ろ向いてみなさい!」

不知火「く……し、不知火に落ち度でも」

陽炎「とりあえず、一回帯を全部外してか巻きなおすから――」

提督「む、不知火君と陽炎君はここにいたのか。みんな広間に移動するので、早く……」

不知火「し、司令!?」(バッ

陽炎「あ、こらバカ!?」

不知火「ぬい?」

振袖<ハラリ・・・

提督「」

不知火「」

陽炎「……あっちゃぁ」

提督「……すまない、着付けが終わったら広間へ来たまえ。廊下の突き当りなのですぐにわかると思う」(スタスタ

不知火「」

陽炎「……その、どんまい?」

不知火「……グス」

<ドサッ……!

<ぼぼぼ、坊ちゃま!? どうなされたのですか、坊ちゃまーーーー!?

772:2015/01/03(土) 03:11:35.91 ID:

メディーク!メディーク!
773:2015/01/03(土) 04:26:45.18 ID:

おおう、ラッキースケベが不知火に
775:2015/01/03(土) 05:50:52.15 ID:

おそらく百万以上はする振袖を30着以上用意できるとは
783:2015/01/03(土) 13:22:59.68 ID:

常時水着なイムヤさん…いつも戦場の気構えなんですね!

赤城さんの頑張りに期待

784:2015/01/03(土) 14:02:27.84 ID:

おつです

いやぁ、ぬいぬい新年早々楽しいことになったねw

787:2015/01/03(土) 19:35:23.57 ID:

【提督秘話ヒストリア】

提督父「えー、みなさま新年明けましておめでとうございます。んー……うまい挨拶が浮かばないので、さっそく宴会を始めるとしましょう!」

<ワー!

<待ってましたー!

<そのサーモンマリネは球磨がいただくクマー!!

<間合いが甘いニャ!!

<ヴォー!! フシャア゛ァッ!!

<だぁー!? 借り物の着物で暴れんなよ、バカ姉どもー!!

家令「料理、お飲物は十分に用意しておりますので遠慮なさらず召し上がってくださいませ」

お手伝いA「足りない、欲しいものがない場合はすぐにお声掛けください。私どもがすぐにご用意いたします!」

お手伝いB「若旦那様の大切なお客様がたに満足いただけるよう、誠心誠意尽くさせていただきますので……」

お手伝いC「どうか心行くまでご堪能ください!!」

漣「ご主人様ー、どぞ、景気付けの一杯」

神通「あの、提督……お料理、欲しいものがあったら教えてくださいね? すぐにお取りしますから」

金剛「HEY、提督ゥ! 提督の好きそうな料理、いろいろ持ってきたネー!」

大和「栗きんとん、黒豆……提督、お好きですよね?」

蒼龍「ねえねえ提督、伊達巻食べます?」

<ハゥ! 今、私の台詞が盗まれた!?

<落ち着いて、瑞鳳!

提督「あ、あの、みんな、せっかくの遠出なのだから私など気にせず、各自で宴を楽しんでもらえないだろうか……」

瑞鶴「出たっ、提督さんのコミュニケーション拒否!」(パクパク

加賀「好感度を上げる云々の前に、まず会話のキャッチボールが成立しないのよね」(モグモグ

大鳳「ん~! お料理、どれもとっても美味しいですね♪」(モキュモキュ

赤城「え、ええ、そうね」(チョビチョビ

大鳳「……赤城さん、もしかして体調悪いんですか?」

赤城「い、いえ、そんなことないわ。お料理が美味しいから、ゆっくり味わってるだけよ!」

赤城「(も、もう、加賀さんと瑞鶴が変なこと言ったせいで、妙に提督を意識してしまってるわ。こんなこといけないのに……)」(モヤモヤ

提督父「ほーら、文月君、弥生君、玖珂家特製の栗きんとんだよー」

提督母「ワサビ抜きのお寿司もあるから、好きなもの食べてね~」

文月「う、うんー」

弥生「あり…がとう、ございます」

提督父「んー、どうしたのかな、もしかして口に合わないかね?」

提督母「あら~、もしかしてこっちのお寿司にもワサビが入ってた~?」

文月「ち、違うよぉ……違うけどぉ」(モジモジ

弥生「大丈夫…です……はい」(キョドキョド

提督父母「「??」」(じー

788:2015/01/03(土) 19:36:32.84 ID:

文月「……うぅ~、司令官、司令官~!」(パタパタ

弥生「司令…官」(トテトテ

提督「ぬおっ、ど、どうした、二人とも?」

文月「うぅ~」(かくれかくれ

弥生「は、恥ずかし…です」(かくれかくれ

提督「あ、ああ……すまないな、私の父と母が。二人とも君たちに会えて、少しはしゃいでいるのだ……」

提督父「テヘペロ!」(バチコーン

提督母「失敗失敗~♪」(コツン

提督「……しばらくすれば落ち着くはずなので、す、少しの間、ここにいたまえ」

文月「はぁい♪」(ヨジヨジ

弥生「は…い♪」(のぼりのぼり

提督「…………ひ、膝の上に座るのは遠慮してもらえると」(キリキリ…

提督父「(カワエエ…)」

提督母「(かわいい~♪)」
提督「そ、そういえば母よ、みんなの分の着物を用意したと言っていたが、この数を揃えるのは骨だったのでは?」

提督母「ウフフ~、それほどでもなかったわよ~。基本は蔵の肥やしを引っ張り出してきただけだもの~」

提督母「あ、でもでも~、文月ちゃんと弥生ちゃんのだけはお母さん、ちょっと奮発しちゃったわ~♪」(ブイサイン

文月「……」(チラ

弥生「司令…官」(チラ

提督「む……き、君たちの判断に任せる」

文月「えっとぉ、ありがとぉ」(ニパァ

弥生「ありがとう…ございます」(ニコォ

提督母「ウフフ、いいのよ~。若くて可愛い子たちに着られて着物も喜んでるわ~。私からのプレゼントだから、みんなちゃんと何度か着てあげてね~?」

一同『(プレゼン……ト?)』(ざわ…

文月「はぁい!」

弥生「は…い」

提督「う、うむ……ちゃんとお礼が言えたか、偉いな二人とも」(ナデナデ

文月「えへへ~」

弥生「……♪」

789:2015/01/03(土) 19:37:34.09 ID:

提督母「……ところで~」

提督「?」(酒グビリ

提督母「えっと~、疑うわけじゃないけど、本当に文月ちゃんと弥生ちゃん、アナタの子供じゃないのよね~?」

提督「ブバッ……!!」

文月「ほわぁ!?」

弥生「きゃう…!?」

蒼龍「あわわ、大変! 早く拭かなきゃ……!」

神通「そ、蒼龍さん、ハンカチがあります、これで……!」

蒼龍「ありがとっ、神通さん!」

提督「……!!!?!!」

提督「(は、鼻の奥に酒、酒が入ったが……!)」(ブルブル

大和「だ、大丈夫ですか提督? ちり紙です、どうぞお使いください」

提督「ず……すまない、大和君……」

(提督、鼻かみ中・・・)

提督「い、いきなりおかしなことを言わないでいただけますか……」

提督母「ごめんね~。だって、文月ちゃんと弥生ちゃんを見てるとどうしても……ね~、お父さん?」

提督父「そうだなー、その子たちを見てると幼かった頃のお前を思い出して……父さん、少し泣けてくるんだが」(鼻すすり

曙「ちっちゃかった頃のクソ提督……」(ピクッ

漣「ハーイハイハイハイ! 小さい頃のご主人様ってどんなお子様だったのでしょーか!?」

提督父「お、聞くのかね? ここで聞いてしまうのかね?」

提督「ち、父よ、せっかくの宴会にそんなつまらない話は……!」(ガタッ

金剛「ウッフッフ、提督は少し静かにしてるネー」(ガッシ

神通「わ、私も気になりますから……ごめんなさい」(ギュッ

提督「ぬ、ぬう、金剛ッ……神通君まで……!」

蒼龍「ア、アハハ~、さーてお酒のおかわり、おかわり~っと♪」(見て見ぬふり

提督父「息子の思い出話、語ってもいいかなー!?」

<いいともー!!

790:2015/01/03(土) 19:38:08.44 ID:

提督「や、やめてください……やめてくださいっ……!」(ジタバタ

金剛「ンッ……コ、コラッ、触ってもイイけどサー、時間と場所を弁えるネ……」(テレテレ

神通「アッ……て、提督、そんなに触られたら私、混乱しちゃいます……」(ポッ…

提督「ぬ、ぬ、ぐ……」(キリキリキリ…

提督「(やはり……やはり私は帰ってくるべきではなかったのだ……!)」(悔恨

提督父「よしよし、息子も鎮圧(意味深)されたようだし……母さん、とりあえず成長記録のNo.1からNo.20までいってみようか」

提督母「あらあら、一度に持ってくるのはちょっと大変かも~」

大和「そ、それでしたらお母様、大和が、この大和が運ぶのをお手伝いいたします……!」

青葉「ハハハイ! 不肖青葉もお手伝いしたいと思います!」

<面白そうだし、私も~

<あ、雷も手伝うわ!

<この任務、不知火にお任せください!

加賀「ここは私も行くべきかしら」(チラッ

瑞鶴「いやいや、こういう時こそ大馬力の私の出番ですよ」(チラチラッ

大鳳「え、と、わ、私……? え、な、なに?」(オロオロ

加賀「……ハァ」(ヤレヤレ

瑞鶴「チッ」(ヤレヤレ

大鳳「あ、赤城さぁん……」(オロロン

赤城「……ようするに、私が行けばいいんですね?」

加賀「そうね、さすが赤城さん。話がわかるわ」

瑞鶴「どーぞ、どーぞ♪」

赤城「(いくらお祝いの席だからって、少し羽目を外しすぎです……)」

赤城「 二 人 と も あ と で 少 し お 話 し ま し ょ う ね 」(ニッコリ

加賀「」

瑞鶴「」

大鳳「(ああ、だから言わんこっちゃない……)」

791:2015/01/03(土) 19:39:53.86 ID:

(なんやかやでホームシアター上映開始)

<ジジジジジジ…

家令(若)『よいですか、坊ちゃま。ドローというのは、ただ漠然とカードを引いてはいけません。生死の刹那を見極めた居合いの如く鋭きドローでなくてはならないのです』

家令(若)『さすれば、デュエルはすべて必然……おのずとドローカードさえも創造することができますでしょう』

提督(幼)『……??』

家令(若)『くはぁっ、ものおかしそうに首を傾げる姿もたまりませんぞ……! さあ、さっそくドローの練習をいたしましょう! 気合を込めて引くのですよ!』

提督(幼)『んー……どょろーっ』(ヘニョン

家令(若)『アァァァァッ!! 参りました、私の敗けです、サレンダーですぞぉ……!』(LP8000→0

提督(幼)『えへん』(フンス

<おーぅい、鋼太郎~

<鋼ちゃん~、おやつができたからこっちへおいで~♪

提督(幼)『とーたっ、かーたん!』(パタパタッ

<ハハハ、かけっこ早くなったなー

<母さん、負けちゃうかも~

<エヘヘ~!

<ジジジジジジ……ブツン

792:2015/01/03(土) 19:41:46.27 ID:

デュエルの英才教育もされていたのか・・・w
793:2015/01/03(土) 19:42:31.71 ID:

提督父「えー、以上が我が息子の2才3ヶ月と17日目の記録でございます」

提督父「天使の微笑みとはまさにあれのことを言うのでしょう。息子のあの顔を見るだけで、日々を生きる活力が無尽蔵に湧いてきたものです……」(しみじみ

提督「」(死に体

漣「っ、ハ、アァ……ktkr ……ktkr ぇ!!」(バンバンッ

曙「……っ、っっ!」(悶絶

曙「…………03?」

朧携帯<提督様幼少期……タグ添付、分類:記録。ハイ、万事抜かりありません

瑞鳳「提督のちっちゃい頃、天山みたいに可愛いですぅ!」

球磨「かぁいいクマ~♪ ヌイグルミみたいだクマー、ナデナデしたいクマァ~!」(イヤンイヤン

多摩「確かな満足……ニャ」

木曾「いいぞォ!!」(ガッツポ

金剛『訳:フ、フーン、アナタって小さい時、あんなに無邪気に笑ってたのね……』(キラキラ

神通「どういうことでしょう……体が…火照ってきてしまいました」(キラキラキラ

青葉「いやぁ、いいもの見れましたねー! ねえ、大和さん……や、大和さん?」

大和「…………フゥ」(キラキラキラ

伊勢「満足のあまり聖人みたいな微笑を湛えてる……おーい、帰ってこーい」

蒼龍「(……男の子ができたら、きっとあんな感じに育ってくれるんだろうなぁ)」(テレテレ

赤城「(提督、なんて可愛ら……ハッ!? て、提督は尊敬すべき上官……バカなことを考えてはいけないわ、私……!)」(ブルブル

加賀「赤城さん、少し肩の力を抜いた方がいいわよ?」

瑞鶴「そーそー、可愛いものは可愛いって言っちゃえばいいんですよー♪」

北上「いやぁ……いいもん見れたねー、大井っち~」(ほっこり

大井「……アレがもう何十年か経つとコレになるなんて、ちょっとした悪夢なんですけど」(じと…

提督「(何も見たくない……聞きたくない……感じたくない)」

提督「…………あぁ、私は貝になりたい」(病んだ目

《この後、提督が無言で涙を流すまで思い出映像で盛り上がった》

794:2015/01/03(土) 19:44:28.47 ID:

提督じゃなくてもこれはキツい(同情
795:2015/01/03(土) 19:58:05.86 ID:

こんなひたすらに自分が嫌なことされても誰一人として嫌わないとか、提督は人間できすぎなんだよなぁ…
796:2015/01/03(土) 19:58:46.53 ID:

トラウマもんだろ
799:2015/01/03(土) 20:37:17.41 ID:

さすがにこれは…
800:2015/01/03(土) 20:38:08.38 ID:

こうなった原因はご実家自身ですね……間違いない
802:2015/01/03(土) 20:43:28.31 ID:

さぁ、盛り下がってまいりました
817:2015/01/04(日) 06:04:16.24 ID:

ああ、今まで実家に帰らなかった理由がよくわかるwwww
818:2015/01/04(日) 07:08:26.74 ID:

前回までのあらすじ:《だが両親は弾けた》

(縁側)

提督(E:どてら火鉢)「ハァ……よ、ようやく人心地ついた」(手酌なう

提督「まさか、父と母がああもフリーダムになるとは……」

提督「(普通にしているように見えて、父も母も舞い上がっていたのだな)」(ちびちび…

家令「坊ちゃま、肴の追加をお持ちしました」

提督「っ、あ、ああ、すまない、ありがとう」(ビクッ

提督「……その、みんなは楽しく飲んでくれているかね?」

家令「は、さすがに再開したての頃は気まずいムードでしたが……今は皆様、旦那様や奥様と食事を楽し
まれております」

<ナハハハー……
<コレおいしーよー!
<私にもそれちょ~だい~

提督「そうか、ならばよかった……。い、いくら恥ずかしかったからとはいえ、私も少し反応が過敏すぎ
たからな」

提督「せっかく盛り上がっていたのに……悪いことをした」

家令「あ、あの、坊ちゃま、旦那様たちは決して悪気があったわけでは……」

提督「そ、そのくらいはわかっているさ。みんなにアレを見せたのは……その、なんだ、自慢したかった
だけだろうし」(頬ポリポリ

提督「息子の私が言うのもなんだが……あの二人は少々親馬鹿にすぎるからな。こうした機会を待ちわび
ていたのだろう」

提督「そ、それにだ、さっきのは私の人格や存在を否定するためのものではないからな、まだ平気だぞ…
…うん」(ハイライトOFF

家令「(とても平気には見えませんのに、皆様に気を遣われて……お痛わしや、坊ちゃま)」(ホロリ…

提督「……実のところ、私の子供時代の映像などで楽しんでもらえたのは予想外に嬉しかった」

提督「それなりに長く、深い付き合いで……自意識過剰かもしれんが、関心を持ってもらえていたのだろ
う」

提督「何度か聞かれたこともあるが、彼女たちには、まともに昔の話などしたことがなかったからな」

提督「精々、大学を卒業して軍学校に入り、提督になった……それくらいだ」

819:2015/01/04(日) 07:09:23.42 ID:

家令「お話にはならいないのですか……?」

提督「……話すわけがないし……話せるはずもない」

提督「そも、彼女たちにとって不快極まりない過去のごたくさを聞かせて何になる?」

提督「私の……この厄介な性分については、父と母もそれとなく原因を暈して話しているだろうしな」

家令「…………」

提督「……冷えてきた。そろそろ戻るとしよう」(ノソノソ

家令「だ、大丈夫でございますか?」

提督「どちらかと言えば、まったくもって大丈夫ではない。正直、これ以上弄られるくらいなら、もう滞
在期間の最終日まで離れの自室に引きこもっていたい」(キリッ

家令「」

提督「……半分、冗談だ」

家令「は、半分?」

提督「せ、せっかく家へ来てもらったのだ……私も参加しなければ、彼女たちに、し、失礼だろう?」(
悲壮な覚悟

<提督ゥ、どこ行ったデース!
<まだ戻ってこない……やっぱり怒っちゃったのかなぁ
<目先の欲に目が眩んだばかりに……一航戦の誇りが……
<不知火は何てことを……謝らなければ、今すぐ司令に……司令、どこにいらっしゃるのですか……し、
司令……ぐすっ、司令ぇ……!
<不知火、うるさいっ!

提督「ほ、ほらな」

提督「このままいくと、また不知火君に泣かれてしまう……」(キリキリ…

家令「……こちらの片付けは私にお任せください」

提督「す、すまない、助かる」

提督「……わざわざ、様子を見に来てくれてありがとうな」

家令「フフ、それが坊ちゃまのお世話役を仰せつかった爺の役目ですから」

提督「で、では……逝ってくる」(ギクシャク

家令「(『行く』の字が爺には違って聞こえますよ、坊ちゃま)」(ホロリ…

《この後、無茶苦茶頑張って提督、無事に宴を乗り切った模様》

820:2015/01/04(日) 07:12:58.10 ID:

少し羽目を外しすぎで不愉快に思われる方がいたようで、申し訳ありませんでした
今回の話は、後々また出る……予定
次の投下は親の馴れ初めになるかとです
822:2015/01/04(日) 08:09:13.71 ID:


なんかまだ秘密があるんだね、楽しみ!
826:2015/01/04(日) 10:01:16.66 ID:

相変わらずぬいぬいがかわいいぬい
832:2015/01/05(月) 10:09:34.17 ID:

このぬいぬいは、撫でられると嬉ションしちゃうタイプ
834:2015/01/07(水) 01:15:54.16 ID:

【祝!アニメ放送開始】

プロデューサー(以下P)「提督さん、ドラマですよドラマ!」

提督「う、うぬ……?」

P「いや、失礼。ちょっとウチのアイドルの真似をしてみたんですけど……ご存じなかったですか?」

提督「テ、テレビはあまり見ないので……」

P「(那珂ちゃんさんからの情報によると、某カードゲームのアニメは毎週欠かさずチェックしているらしい。……新境地開拓で、ウチのアイドルたちも声優に挑戦させるべきかな)」

P「(来期アニメのオーディションをチェックして、一応スケジュール押さえておこう)」(メモメモ

提督「ど、どうかされましたか?」

P「いえ、何でもありません」

P「とにかく、今日はドラマの話をするためにお邪魔させていただいたんですよ」

漣「ドラマ……まぁた大本営のお墨付きですか?」(お茶ダシダシ

P「ええ! 前回、前々回と同じ海軍のイメージ向上活動の一環で、艦娘の方々を主役に据えたドラマを撮ることになりまして」

P「人数が人数なので、今は各鎮守府、泊地、基地を回って登場予定の艦娘の方たちに出演協力をお願いしているところなんです!」

漣「泊地に基地って……いつ休んでるんです?」

P「休み? いえいえ、そんなの知り合いのプロデューサーに譲ってもらったスタドリがあれば必要ナッシングです!」(キリッ

P「あ、よろしければ提督さんもいかがですか、1本?」

漣「申し訳ないですがー、ご主人様に疲労がポンと抜けちゃうよーなお薬はNGで」

P「そうですか……よく効くのになぁ」(目ギンギン

提督「(こ、怖い)」

P「さて、栄養ドリンクの話はここまでにして、今日は提督さんに艦娘さんの出演依頼をお願いしたくてですね!」

提督「だ、大本営から許可が出ている以上、こちらとしては協力せざるを得ないのですが……な、何人ぐらいになるのでしょうか?」

P「えっとですね、ここの鎮守府は該当メンバーが多くてですねー」(資料ドサッ

P「まず主役の…………(以下略」

835:2015/01/07(水) 01:17:00.12 ID:

(撮影開始・・・)

提督「まさか、というと吹雪君に失礼だが……彼女が主役とはな」

漣「神通さんたち川内型に金剛さん、大和さん、他にも赤城さんとか……まあ、ある意味納得のキャスティングですけど……」

漣「あー、漣たち第七は出番あるんですかねー」

??「あ、司令官、それに漣さんも! 様子を見に来てくださったんですか?」

提督「あ、ああ、こちらの人間が世話になるので、挨拶がてら様子見に………」

漣「え……」

吹雪(アニメ)「どうかしましたか、二人とも? 鳩が豆鉄砲くらったみたいな顔して」(きゃる~ん☆

提督「ふ、吹雪君……なのか?」

吹雪(アニメ)「当たり前じゃないですか。もー、どうしたんですか司令官?」

提督「い、いや、何でもないんだ……うむ、なんでも……」(目逸らし

漣「えっとー、あんまりにも吹雪さんが見違えたのでビックリしてるんですよ、ご主人様ー…………漣もですけど」(ボソッ

吹雪(アニメ)「ふーん……?」

吹雪(アニメ)「そうそう、聞いてください! 実は私、さっきメイクさんにお化粧してもらったんですよー。どうです、似合ってます?」

提督「(け、化粧一つでこうも変わるものなのか……)」

漣「(女って怖いわー)」(棚上げ

836:2015/01/07(水) 01:17:30.04 ID:

《川内型楽屋》

<knock…knock…

<ハァーイ、どうぞ~♪

提督「し、失礼する……。調子はどうだね? よかれと思って、シュークリームを買ってきたのだが……」

漣「どぞ、ご主人様セレクト『休みに食べたい心癒されスイーツ』に選ばれた1品でーす」(献上

川内「あ、食べる食べる! 提督、サンキュ~」

那珂「楽屋お見舞いですね、いただきまぁす♪」

神通「提督、わざわざありがとうございます、感謝です」

提督「あ、ああ、多めに買ってきたので遠慮なく食べてくれたまえ」

神通「あの、沢山ありますし、よければ提督と漣さんもご一緒に……」

提督「む……い、いいのだろうか?」(キラキラ

川内「(ちょー嬉しそうだ)」(糸目

那珂「(提督も食べたかったんだねー)」(糸目

神通「ふふ……今、お茶を淹れますね」(イソイソ

提督「……し、しかし、改装前の艤装を見るのは久しぶりだな」

川内「だねー。サイズ変わってなくてちょっと安心」

那珂「那珂ちゃん的にはぁ、やっぱり改二の艤装の方がアイドルって感じで好きだなぁ」

神通「少し前まで使っていたものなのに……ちょっとだけ懐かしいです」

川内「学校卒業したのに制服着てるみたいで、ちょっと痛いよね」(ケラケラ

那珂「い、痛くなんてないしっ、まだ現役だし!」

神通「や、やっぱり、提督から見ても変でしょうか?」

提督「わ、私としては、改二前の神通君の雰囲気も悪くないと思うが」

神通「提督にそんな風に言っていただけると、私……嬉しいです」(微笑

提督「う、うぬ……」(モゴモゴ

漣「(ケッ……どーせ漣には改二装備なんてありませんよーだ)」(ムッスゥ~

837:2015/01/07(水) 01:17:57.79 ID:

雷「久しぶりに第六駆逐隊が揃ったわね!」

電「お姉ちゃん、元気そうで何よりなのです!」(ぎゅー

雷「ハイハイ、電も元気そうで嬉しいわ!」(ナデナデ

響「まさか今になって『響』の艤装を着けるとは……さすがにこれは恥ずかしい」

暁「なにそれ、自慢?」

雷「撮影始まるまで、もうちょっとあるみたいだけど、どうする? どこかで軽くなにか食べる?」

電「はいっ、電はパフェが食べたいのです!」

響「そうだね、時間がかかると困るし、サンドイッチぐらいお腹に入れておこうかな」

雷「決まりね! 撮影所の中に軽食屋さんがあったからそこに行きましょ。暁もそれでいーい?」

暁「うん、問題ないわ」

<そういえば暁、ちゃんと台本覚えた?

<バカにしないでよっ、完璧よ!

<じゃあ、廊下で電が喋った後の台詞……ハイ!

<え、えぇと、えぇっと……

(物陰)

提督「……ちょ、ちょうど出かけるところらしい、時間を改めるとしよう」

漣「はいそこー、逃げなーい」(ズルズル

提督「ち、違うぞ? 私はただ、し、姉妹水入らずの邪魔をしては悪いと……」

漣「ハイハイ。おーい、雷さ~ん」

提督「や、やめたまえ……」(ジタバタ

<あっ、司令官じゃない! 様子を見に来てくれたの!?

<はわわっ、雷お姉ちゃんのところの司令官さんなのです!

<前のパーティー以来だね

<レディとして挨拶しておかなきゃ!

提督「」

(物陰の物陰)

メガネ提督「ウフフ、やっぱり駆逐艦は最高だね!」(REC

憲兵A「君、ちょっと向こうでお話しようか」(ニッコリ

メガネ「」

838:2015/01/07(水) 01:18:26.44 ID:

《戦艦組楽屋》

金剛「撮影まで時間があるようなので、みんなでtea timeにするデース!」

長門「む、いいのか?」

陸奥「あらあら、紅茶いい香りね~」

大和「こんなところにまでティーセット、持ってきてるんですね」

金剛「紅茶は淑女の嗜みネー♪」(カチャカチャ

比叡「金剛姉様! ポットの温め完了しました!」

金剛ン、アリガト。それじゃ、比叡も席に座って待ってて。すぐに美味しい紅茶、淹れるカラ!」

比叡「ハイ! ………!!」(ピクッ

金剛「ムッ、どうしたの?」

比叡「気配……近くに兄様の気配を感じます!」(ムムム…

大和「兄様って、まさか提督…………!!」(ピキーン

比叡大和「「見えました、ソコォ!」」(バンッ

漣「うげっ、見つかった!? 逃げますよ、ご主人様!!」(ダッ

提督「う、うむ……!?」(こけつまろびつ

<待ってくださーいっ、どうして逃げるんですか!? 金剛姉様に会いに来たんですよね!? 一緒にお茶しましょうよ、兄様~!!

<提督……大和に、大和に会いに来てくださったんですね? そうなんですね? 大和……大和は幸福者です!

<うくく……このままじゃ追いつかれる。……ご主人様はお先に

<さ、漣君!? な、なにを……

<なぁに、アイツら轟沈させたらすぐに追いつきますって♪(死亡フラグ

<また大和の邪魔をする気ですか……漣ぃぃぃぃっ!!(ゴアッ!
<いつの間にか元の駄級に戻っちゃって、まー……さんを付けろよ、デカチチ大和ォォォオオッ!!(ドゴッ!
<ヒエエーーーーッ!?(中破

長門「うむ、すごいな貴様のところの駆逐艦は」(ズズ…

陸奥「あら、あらあらあら、お姉さん負けちゃいそう」(ズズズ…

金剛「最初期艦は伊達じゃないってことデス……ン~、美味しっ♪」

839:2015/01/07(水) 01:18:56.06 ID:

北上「暇だね~、大井っち~」

大井「そうですね。チッ、とっとと撮影始めなさいよ……」(クピクピ

北上「あ、それ新作のスポドリじゃん。いつ買ったの?」

大井「ご自由にどうぞ、って控え室に置いてたんです」

北上「ちぇ~、寝てたから気づかなかった。ねえねえ大井っち、それちょっとちょーだい」

大井「えっ!? あ、も、もちろんいいですよ! ハイ、北上さん♪」

北上「わーい、ありがと大井っち…………って、ありゃ?」

提督「ゼヒ……ゼヒ……」

北上「提督じゃん、何やってんの?」

提督「や、大和君と……比叡君に……おい、追いかけ、られ……ゲホ、ゴホッ」

北上「相変わらずヘタレてるねー。そだ、飲み物のむ?」(背中サスサス

大井「ちょっ……!?」

提督「い、いただこう……」(コクコクッ

北上「ねえねえ提督、それ美味しい?」

提督「む……ほのかなレモンの風味で、実に清涼感があって美味しい。甘みもそこまでくどくないので、運動した後に飲むのに適しているのではなかろうか」

北上「ふーん、提督がそーいうんだから美味しいんだろうね。んじゃ、私ももーらい」(コキュコキュ

大井「待っ……!?」

北上「ぷはー……あ、全部飲んじゃった。ゴメンね、大井っち」

提督「ぬ……も、もしかして、さっきのは大井君が飲むはずのものだったのか? そ、それは悪いことをした、すぐに新しいのを買って……」

大井「イエ、イイデス……」(俯き

提督「そ、そうか……?」

提督「(こ、これはつまり、気分が悪くなるだけだから余計な真似はするなという警告か……そうだ、そうに違いない)」(キリキリ…

大井「(チッ……ど、どうして私がこんな目に……)」(フルフル

北上「(あ、これってよく考えたら間接キスじゃん…………ま、いっかー)」(ケロッ

840:2015/01/07(水) 01:20:09.93 ID:

(母港セット)

提督「さ、漣君はまだ追いつかないのだろうか……」(うろうろキョロキョロ

提督「どうする、も、もう一度金剛のところへ戻るか? い、いや、しかし……」

<んー、これでどうですか?

<……うーん、ダメみたいね

<しっかりやってくれないかしら、五航戦?

<ちょっ、何で私が悪いみたいになってるの!?

<もうこれは妖精さんのところに行くしかないかしら……

提督「(この声は……)」(ソロ~

提督「ホッ……や、やはり赤城君たちだ」

瑞鶴「あ、提督さんだ」

赤城「て、提督、いらしてたんですか?」(アセアセ

加賀「提督、丁度いいところに」

提督「ちょ、丁度いいところに、とは?」

加賀「ええ、実はついさっき、撮影前の試運転で艤装を稼働させてみたのだけれど……」

赤城「改装前のもので、だいぶガタが来ていたのか、急に煙を吐いてそれっきり……」(ショボリ

瑞鶴「それで、みんなでどうにか直んないか弄ってたとこなの」

提督「なるほど、そういうことか」

漣(中破)「あー……いたいた、追いつきましたよ~、ご主人様ぁ……」(ヨロヨロ

瑞鶴「さ、漣さん!? どしたの、その格好!」

漣「あー、ちょいとばかし戦艦二人に夜戦連撃叩き込んできましてー」

漣「みなさん、こんなところで集まって何のお話?」

提督「さ、漣君、いいタイミングだ。少しの間、これを預かっておいてくれたまえ」(上着バサーッ

漣「へぶ!?」

提督(E:工具)「では赤城君、少し艤装をチェックするので、う、後ろを向きたまえ」(農民持ち

赤城「は、はい、よろしくお願いします」

提督「善処しよう」(カチャカチャ

提督「ふむ……これは……うむ」(覗き込み

赤城「(提督の息遣いが……お、落ち着かないわ)」(チラチラ…

提督「(磨耗した回線が原因でショートしたらしい。この部分の配線と、ダメになった基盤を取り換えて……)」(カチャカチャカチャカチャ

提督「(いや、待てよ……全体的に老朽化が目立つ。こうなればいっそ、中身を一新してしまう方がよいのではないか……)」

提督「(深海棲艦との戦いが始まったばかりの頃を舞台にしたドラマ……あの当時、まだ艤装による艦船操作の技術がなかったため、艦娘は艤装一つで出撃し、広大な海原を駆け抜けていたと聞く)」

提督「(となると、撮影は激しいアクションを要求される過酷なものとなるだろう。応急処置程度の整備では、万が一ということも起こりうる)」

提督「…………うむ、む」

841:2015/01/07(水) 01:20:59.27 ID:

(提督ネガティブシミュレーターON)

『撮影中の不慮の事故! 沈んだ一航戦……!!』

『原因はスクラップ寸前の艤装?』

『入渠なし、疲労抜きなしのブラックな艦隊運用!! ○○鎮守府の闇に迫る!』

『全ての責任は提督にあった!!』

提督「」(キュグルギリメキゴキココッ…!!

赤城「て、提督、どうかされましたか? お顔の色が……というか、お腹から水圧で圧壊する船体みたいな音が……」

提督「赤城君」

赤城「は、はい?」

提督「私が絶対に、君を沈ませはしない……絶対に……絶対にだ」(ギリッ

赤城「ぇ…………え!!?」(ボッ

瑞鶴「うわ、赤城さんの顔が名前と同じ色になった」

加賀「艤装のメンテナンスをしながら、真剣な眼差しで告げる沈ませない宣言……さすがに気分が高揚します」

漣(E:提督軍服)「まーた変なネガティブスイッチが入ったんでしょうねー」(ダボダボ

漣(E:提督軍服)「(てかコレ、ヤバい。ご主人様に包まれてる感が半端なくてmjktkr!!)」(まさに彼シャツ状態!

(物陰)

P「そろそろ撮影を始めるから呼びに来たら……タイミングよくドラマが生まれてましたね」

カメラマン「いいね~、いい画が撮れましたよ~……はいそこ、もっとグッと寄って~」(REC

カメラマン「場面的に最終決戦間近、疲労に重くなった体を押して前線に出る艦娘に、精一杯の艤装メンテを施し、励ます整備員の図……使える、使えますよコレ!」

P「ええ、後でちょっと監督にチェックしてもらいましょう!」

《後日提督、工廠長として妖精さんたちと出演させられる模様》

842:2015/01/07(水) 01:34:37.15 ID:


もちろんパンツもバッチリ撮ってあるのだろうな?
843:2015/01/07(水) 02:10:03.29 ID:

もちろん大破絵もしっかり撮ってるに違いない

あ、憲兵さんどうかされましたk

848:2015/01/07(水) 12:31:01.60 ID:

今回の勝者は赤城さんと漣さんか

メガネさん、憲兵さんと仲良くね(意味深)

849:2015/01/07(水) 12:57:45.28 ID:

おつです

吹雪が一人だけアニメ顔になってるの想像して吹いたww

853:2015/01/08(木) 23:53:36.67 ID:

艦これアニメ、みなさんの嫁は登場しましたか?
>>1はA勝利でした……ところで、漣の出番はまだでしょうか

ちょこっとだけ書いて投下します

862:2015/01/09(金) 10:30:14.30 ID:

【親物語】

<うーまーいーぞー!
<お酒おかわり~♪
<司令官、お野菜もちゃんと食べなきゃダメよ!
<た、食べているので、そっとしておいてくれたまえ

提督父「ああ、こんなに賑やかなのは久しぶりだなぁ」

提督母「みんなでワイワイやってると昔を思い出すわね~」

提督父「……そうだなあ」(しみじみ

大和「あ、あのー……」(おそるおそる

提督父「ん、どうかしたかね?」

提督母「あらぁ? 何だかとっても聞きたいことありそうな顔~」

大和「は、はい! その、以前、お父様とお母様が出会われたのは戦場とお聞きしたのですが……も、もし差し支えなければ、お二人のなれ初めを教えていただきたいなー、と」(ソワソワ

<ざわ……ざわ……
<提督のお父さんとお母さんの恋愛だって、気になるね
<八雲教官の昔話……面白そう

提督父「んー、リクエストには応えたいと思うが、そこまで面白いものではないよ?」

提督母「それでもいいなら~、ちょっとだけ……ね?」

提督父「それじゃ、興味ある子はもうちょっとこっちに寄りたまえ。そう、円形に座って」

提督母「声の聞こえない子はちゃんと言ってね~」

一同『はーーーーーーい!』

漣「あー……個人的に興味があるのでー、漣ちょっと用事がー」(チラッチラッ

金剛『訳:ちょ、ちょっとゴメン、席を外すわ……』(イソイソ

神通「提督、あの、その……」(モジモジ

提督「ああ、私の事は気にしなくていいから行ってきたまえ」

神通「その、ゴメンなさい……!」(いそいそ

提督「…………」(ポツーーーーーン

提督「(みなに放置され、1人きりで飲む酒の味というのは……存外、化けるものだ)」(チビチビ

提督「これが愉悦か」(ニヤ…

文月「すぅ……」(モゾ

弥生「くぅ…」(ゴソ

提督「む……毛布と、あと枕がいるか。すまない、毛布と枕を二人分頼む」

家令「ははっ」

863:2015/01/09(金) 10:33:34.17 ID:

(数十年前)

《○○泊地》母港

将官(頭が春)「いやぁ~、やっと着いた! 長かったなー」

<ジャアナ、春~!
<再見!!
<手紙クレ、オレモ送ル!

将官(春)「おーう! 帰り道、深海棲艦に気をつけろよ~!!」(ブンブン

将官(春)「いやあ、輸送船ってどんな荒くれ者の巣窟だろうって心配してたけど、話してみたらみんないい奴らだったな!」

将官(堅物)「やかましい……船の中でも散々、騒ぎやがって。船員相手に賭けデュエルとか始めやがるし……なに考えてんだ、お前」

将官(春)「だってさー、暇だったししょうがないじゃん。娯楽は心の食事だぜ? 最終的にお前だって参加したんだからノーカン、ノーカン」

将官(春)「まあ、誰かさんが弱すぎて有り金全部毟られるとは思わなかったけどなー」

将官(春)「ハハハ! 心配すんなって、給金出るまで飯ぐらい奢ってやるからさ!」(肩バンバン

将官(堅)「お前、いつか痛い目に遭わせてやる……」(イライラ

将官(春)「それで? 俺たちがここへ来たのは、新しく編成された艦隊の指揮を執るためな訳だが……」(キョロキョロ

将官(春)「迎えはなし。とりあえず、辞令に従って責任者のとこに顔出すとしようか」

将官(堅)「お前にしちゃまともな提案だ」

将官(春)「そういえばさー、俺が指揮するの、曰く付きの艦娘たちを集めた艦隊だって噂、耳にしたんだけど……マジ?」(ゴクリンコ

将官(堅)「お前がどういう噂を聞いたのかは知らんが、工廠の妖精が新たに開発した部品を組み込んだ、特別な艤装持ちの艦娘たちらしいな」

将官(堅)「確か、妙ちくりんな渾名をつけられてたな。なんだったか……」

??「聞こえがいいだけで、実のところは、体のいい実験動物扱いだけどね~」

将官(堅)「む、君は……ぬお」(つんのめり

将官(春)「やあやあ、もしかして、ここ所属の艦娘? 俺たち、上の命令でここに着任したんだけどさ、来たばっかりで右も左もわからないんだ。それでさ、責任者のとこに行きたいんだけど、よかったら案内してくれないかな!」(ズズイッ

将官(堅)「(この頭の中年中春男……いつか絶対に海へ蹴り落としてやる)」(イライラ

??「あぁ~、中将の話されてた……ふぅ~ん」(ジロジロ

将官(春)「え、ええっと……?」(ドギマギ

??「……こんなのに命を預けなきゃいけないなんて、本当に私たち、ツイてないのね~♪」

将官(春)「」

将官(堅)「お、おい、貴様、名前と階級は! 着任したてとはいえ、指揮官に対して何て口のきき方……!」

将官(春)「アハハ、まあまあ、俺は気にしてないから、ヘーキヘーキ」

??「ごめんなさいね~、私、思ったことがすぐに口に出ちゃうタイプで~」

??「中将のところまで案内するわ~、着いてきて~」(スタスタ

将官(堅)「ぬう……」(ムカムカ

将官(春)「あ、ありがとう! えっと……」

八雲「……あらぁ、挨拶してなかったわね~。私は装甲巡洋艦の艦娘『八雲』よ~」

八雲(シャフ度)「そのヘラヘラした顔がいつまで続くかわからないけど、よろしくね~玖珂シ・レ・イ・カ・ン♪」(ニヤァ

864:2015/01/09(金) 10:37:19.13 ID:

提督父「…………こんな感じだったな、母さんと初めて会った時は」

提督母「ウフフ、今思い出すととっても恥ずかしいな~」(テレテレ

満潮「思いっきり敵意剥き出しに思えたんだけど……」

敷波「だよなー」

提督母「あの頃は私、ちょっと尖ってたから~」

提督父「触れたら斬れる刀みたいだったな。……あれはあれで、クールビューティーな感じでよかったよ、母さん」

提督父「ウフフ、ありがとう、あなた♪」

提督父「でも、今のほんわか癒し系な感じも好きだぞ!」(イチャイチャ

提督母「ヤダァ、若い子たちの前で恥ずかしいわ~」(イチャイチャ

瑞鳳「なにがどうなったら、あの初対面からこーなるんだろうね?」

祥鳳「私に聞かれても……」

イムヤ「必死に潜る私たちに、ウフウフ笑いながら攻撃してきた教官にこんな一面があったなんて……」

提督母「陸だといつもヘラヘラ笑ってて、お茶しようなんてしつこく声かけてきて、最初はちょっとウザかったんだけど……艦の上で本気で指揮を執る姿が格好よくて~」

提督母「私のことなんて見てないようでちゃんと見てたり、ホントに助けてほしい時に、そっと近くに来てくれたりで……気がついたら私、もうメロメロになっちゃってたの~♪」(イヤンイヤン

<オォー
<アツアツだクマー
<いつまで経っても冷めない仲、って少し憧れちゃうな……
<私にも見つかるかなー、こういう相手

提督母「優しくて、全然ダメなように見えて実は頼りになって、絶対に引いちゃいけない相手には全力でぶつかっていって……」

提督母「お父さんのこういうところ、しっかりウチの子にも引き継がれてるんじゃないかな~?」(チラッ

漣「そこは、まあ……デヘヘ」(デレデレ

曙「ひ、否定はしないけど」(プイッ

大和「恥ずかしがりやさんですけど、とってもお優しい方です」(ポッ

神通「で、でも、あまり無理をしないでほしい時もあります……」

蒼龍「たまに文月ちゃんと弥生ちゃんも心配してるもんねー」

大井「(私には関係ない、ないったらないのよ……!)」(グビグビ

北上「大井っちー、お酒に逃げるのはよくないよー?」

不知火「みなさん、司令のことを信頼しているのですね……当然、不知火もですが」(ぬいん

陽炎「あー、アンタが入ると話ややこしくなるから、ちょっと向こうで司令にお酌してきなさい」(良心

不知火「? わかりました」

<司令っ、不知火がお酒をお注ぎ……にゅいっ!?(バッシャー
<うおっ、し、不知火君、大丈夫か……!?
<し、不知火に落ち度でも……(ポタポタ
<な、ないぞ、落ち度などないから、早く拭かなくては……(ワシャワシャ
<ぬ、ぬい……ありがとうございます、司令

金剛「……どうせなら、非常時以外にもう少し積極的なアプローチがほしいデス」(ボソッ

一同『………そうね(そうですね)』(ドンヨリ

提督父「(何人か目が死んでるぞい)」

提督母「(なんとかスキンシップは取ってくれるようになったけど、頑なに手は出してくれない生殺し状態なのね~)」

提督母「(この子たち、どのくらいお預けくらってるのかしら~? 『よし』って言われたらスッゴいことになっちゃいそ~♪)」(ワックワク

提督父「(孫で水雷戦隊作れても驚かないぞー、私は)」(ウッキウキ

提督「(む……どこかでよからぬ気配が。まさか、またあの無貌の男が何か……?)」(ゾワゾワ

865:2015/01/09(金) 10:45:03.11 ID:

提督母、怖いよ!(ぶるぶる)
866:2015/01/09(金) 12:18:20.90 ID:

両親直筆の「提督に何でも(意味深)していい券」とか一枚こっきりで発行されたら一体何L血が流れるだろうか?
868:2015/01/09(金) 12:54:35.59 ID:


ぬいぬいの通常運行でワロタww
870:2015/01/09(金) 16:18:02.01 ID:

乙デース
流石はぬいぬいだな。いつ如何なる時も大和以上にぶれない
873:2015/01/10(土) 00:37:28.66 ID:

【勝てば官軍】

(宴会終了)
《提督実家》離れ

提督「ふう、ようやく静かになった」

提督「進学で家を出てから、ろくな帰ることがなかったが……変わらないな、ここは」

提督「(いつ戻ってきてもいいよう、毎日掃除してくれていたのだな)」

提督「今日は……今日も疲れた。風呂は明日の朝、貰うとして今日はもう寝る」(ボフン

提督ケータイ<バディ、明日の起床時刻の設定を忘れているぞ。バディ……バディ?

提督「Zzz……」(すやぁ

提督ケータイ<……やれやれ

(翌朝)

雀<チンチンチンチ……チンチンチン!

《提督実家》台所

提督母「あら~、こんなにたくさんの子に手伝ってもらえて母さん嬉しいわ~」

漣「いえいえー、何日もお世話になるんですから、このぐらいはさせてもらわないとー」

神通「人数も多いですし……そ、それに、お料理はみんなで作る方が楽しいですから」

金剛「イエース! 神通の言う通りネ♪」

蒼龍「そうそう!」

大和「ええ。それに、提督のお食事を作るのも大和の大切な務めの1つですから、ウフフフ」

提督母「あら~、そうなの~?」

大和「ハイ! なんといっても、提督は大和にとって大切な人(意味深)ですから……」(ポッ

漣「アハハー、すみませんねえ、そこの超駄級戦艦さんの妄言はスルーしておkなのでー」

大和「むぅ……」(口尖らせ

漣「さあ、そろそろみんなも起きてきますし、朝ごはんの準備、頑張りまっしょい!」

神通「あ、あの、お母様、すまし汁でき上がりました。その、よ、よろしければ味見を……!」

金剛「私の玉子焼きも完成したデース!」

蒼龍「じゃあじゃあ、私はお芋の煮っころがしで勝負!」

提督母「あらぁ……私~、アナタたちが帰る前に太っちゃうかも~」

874:2015/01/10(土) 00:38:55.88 ID:

(広間)

曙「」(ショボリ

潮「あ、曙ちゃん……」(オロオロ

朧「手伝おうとしたけど、台所に行ったらいつものメンバーが準備始めてて、踏み込む隙がなかったんだって」

瑞鳳「玉子焼き…作りたかったなぁ」

祥鳳「瑞鳳、あなた玉子焼き以外も作れたわよね……?」

瑞鳳「んぅ、じゃあ伊達巻作るぅ?」

祥鳳「少し卵から離れましょうか」

北上「大井っち、料理得意だったっけー?」

大井(@二日酔い)「カ……カレーぐらい、なら」(ズキズキ

北上「カレー……って、前に作ってくれたやつ……だよね」

大井「ええ……健康のために、朝鮮人参とか薬膳をたっぷり使用した、滋養強壮効果抜群の大井特製……イタタ」

北上「(アレ、そんなの入ってたからか……提督と一緒に食べた後、何か変な空気になったんだよねー、何もなかったけど)」(糸目

球磨「クマー、球磨のお腹はもうペコちゃんだクマー」

多摩「朝の卵かけご飯は至高ニャ」

木曾「球磨姉も料理上手なんだから、ちょっとは手伝えばいいのに……」

球磨「フッフッフ、そんなことしたら漣ちの面子丸潰れでかわいそうだからやらなかったんだクマー」(ドヤァ

多摩「(あながち冗談で済まないから質が悪いニャ)」

木曾「(たまに作ってくれるけど、旨いんだよなぁ、球磨姉のご飯)」(ジュルリ

875:2015/01/10(土) 00:41:44.19 ID:

(食事準備、終了・・・)

提督父「やー、この人数で朝食はなかなかに圧巻だなあ」

提督母「現役だった頃でも、こんなに艦娘がいたことはなかったものね~」

<お腹すいた~
<いい匂いー
<おかわり、三杯目はそっと出せば大丈夫ですよね……?
<赤城さん、それは居候の心得よ

提督父「それじゃ、みんなもお腹すかしてるみたいだし、そろそろ……」

神通「あ、あの、お父様……提督がまだ」(オズオズ

漣「起きてから、漣もまだご主人様のこと見てないですねー」

提督母「あらあら~……久しぶりに家に帰ってきたから、あの子お寝坊さんしちゃったのかしら~?」

提督母「ん~……起きてくるの待ってたらご飯、冷めちゃうし~」

提督母「悪いんだけど~、誰かあの子、起こしてきてあげて~♪」

『!!!?』(ざわ…

漣「えー、コホン。ここは一つフェアに行きましょう」(ユラァ…

<そ、そうですね
<賛成ー!
<早くご飯~

漣「誰がご主人様を起こしにいくかー……夜戦火力(物理)で決めましょうや」(ニッコリ

空母勢『全然フェアじゃないよ(ないわ)!?』

漣「フフフッ、勝てばよかろうなのだぁ~!!」

川内「なに? 夜戦!? ヤッター、夜戦だー!」(ガタッ

那珂「はい、川内ちゃんは座っててね~」

《この後、公平にくじ引きを作って決めた》

876:2015/01/10(土) 00:43:18.42 ID:

というわけで↓4の艦娘が提督を起こしにいくようです

今日はここまで
おやすみなさいなのです

877:2015/01/10(土) 00:44:26.63 ID:

づほ
878:2015/01/10(土) 00:44:37.26 ID:

踏み台
879:2015/01/10(土) 00:44:48.12 ID:

ksk
880:2015/01/10(土) 00:44:56.08 ID:

ぬいぬい
882:2015/01/10(土) 00:46:46.29 ID:

さすがっすわ
ぬいぬい恵まれてるなぁ
883:2015/01/10(土) 00:48:44.60 ID:

>>880
お前は出来る奴だと思ってた
886:2015/01/10(土) 01:00:39.88 ID:

ぬいぬいに幸あれ


【艦これ】提督と艦むすの鎮守府での四方山話その1【SS】

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1001 : 2017/03/28 23:58:38 ID: