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719:2015/08/02(日) 12:55:31.95 ID:

【砕けゆくもの】

《海軍病院》天龍たちの病室

龍田「それじゃ~、私は四方山の提督さんをお見送りしてくるから~」

菊月「わかった。天龍たちの看護は私に任せておけ」

龍田「ウフフ~、エライエライ~♪」

菊月「フ、フン、このくらい当然だ」(モジモジ

龍鳳「(そんなこと言って、菊月ちゃんとっても嬉しそう)」(クスクス

天龍「(オイ、笑ってやんなって)」(プルプル

長門「(フッ、説得力がないな)」

日向「(まあ、そうなるな)」

龍田「龍鳳ちゃんも~、天龍ちゃんたちの看護お願いね~」

龍鳳「は、はい、お任せください!」

天龍「あれ? 龍鳳は見送りいいのかよ」

龍鳳「? 私ですか?」

天龍「おう。だって、お前がウチに着任したのって、四方山の提督さんがこっち薦めてくれたからだろ?」

龍鳳「う~ん?」(ポクポクポク…

龍鳳「あ」(チーンッ

龍鳳「言われてみれば、眼帯のせいでわからなかったけど、あの時、釣りをしていた提督さんですね……」

龍鳳「あれ? ということは」

(龍鳳、回想中・・・)

提督『申し訳ない私は今日たまたまここへ釣りに来ただけの通りすがりの提督なのでこの四方山鎮守府というのはとんと心当たりが本当に申し訳ない』(キリッ

提督『あ、あとこれは提督仲間から聞いたのだが、四方山鎮守府の提督はコミュ障で対人恐怖症で人と5分と目をあわせていられず、おおよそ艦娘に信頼してもらうに値しないダメ人間だそうだ』

提督『う、うむ、そんな提督のもとに配属されても苦労するのが目に見えている。これは私個人の意見だが、今のうちに考え直したほうがいい』

提督『う、うむっ、今いる艦娘たちとコミュニケーションを取るのがやっとのところに新しい子が着任などしたら、到底耐えられるはずがないっ』(断言

提督『も、もしどうしても転属したいと言うのなら、四方山鎮守府よりも他所鎮守府をおすすめする!あそこの提督なら、きっと君のことも歓迎してくれるはずだ!』

龍鳳「……もしかして私、着任を断られてました!?」(ガビーン

天龍「いま気づいたのかよ」

扶桑「龍鳳さん、かわいそう……」

山城「こっちの提督に気に入られてるからいいんじゃないですか?」

720:2015/08/02(日) 12:56:07.02 ID:

(他所鎮守府陥落から2週間後)

《鎮守府》執務室

漣(E:艤装)「そろそろ一段落ですかね。ちょっとお茶でも淹れてきまーす」

提督「あ、ああ、お願いする」

<パタンッ

提督「…………」(カリカリカリカリ

提督「(関の鎮守府が落とされてから、はや2週間)」

提督「(資材の備蓄は完了、艦や装備の改修も順調に進んでいる)」

提督「(非常事態ということで、全ての艦娘に艤装の装着を義務付けて、鎮守府の警戒にあてている)」

提督「秘書艦の子にまで艤装を装備させるのは、少しやり過ぎな気もするが……備えあれば、というしな」

提督「(だが、あれ以来、深海棲艦に動きが見られない。むしろ、各地の活動も低下の傾向にある)」

提督「他所鎮守府との戦闘で、向こうも痛手を被ったからか?」

提督「……このまま、すべてが杞憂のまま終わってくれればいいのだが」

離島棲鬼「デモ、ソンナ風ニ上手クハイカナイッテ分カッテルンデショウ?」(ギュウ…

提督「!!?」

離島棲鬼「フフ……久シブリ。元気ニシテルミタイデ安心シタワ」

離島棲鬼「 会 イ ニ 来 テ ア ゲ タ ワ ヨ 」

《鎮守府》母港

<ウゥゥーーー!! ウゥゥーーー!!
<鎮守府内ニ深海棲艦ノ反応アリ! 鎮守府内ニ深海棲艦ノ反応アリ!

朧「!!?」

曙「はあ!? ちょっとどういうことよ!」

潮「し、深海棲艦が鎮守府に? ど、どうやって……」

朧「曙!」

漣「わかってるわよ! 潮、私たちは工廠に向かうわよ!」

朧「あの周辺は球磨さんたちに警戒してもらってるけど、人手は多い方がいい」

潮「う、うん!」

朧「提督には漣がついてるし、大丈夫だよね」

潮「て、敵襲があった時は、漣ちゃんだけじゃなくて神通さんとか金剛さんも合流する手筈になってるしね」

曙「大和さんも、普段はちょっとアレだけど、なんだかんだで強いし……大丈夫でしょ。ま、まあ、私はクソ提督のことなんてどうでもいいけどさ!」

朧「素直に心配してるって言えばいいのに」

潮「だね……えへへ」

曙「っさいわね! ほっといてよ!」

曙「(でも、なんだろう……すごくやな感じ)」

曙「(提督のことちゃんと守らなきゃぶっ飛ばすからね、漣!)」

721:2015/08/02(日) 12:56:49.31 ID:

<ウゥゥーーー!! ウゥゥーーー!!
<鎮守府内ニ深海棲艦ノ反応アリ! 鎮守府内ニ深海棲艦ノ反応アリ!

離島棲鬼「アラ、モウバレチャッタノネ」

提督「どうやって、ここに。何をしに来た」

離島棲鬼「クスクス……ソンナ冷タイコト言ワナイデ? アンナニ深ク、深ク繋ガッタ仲ナノニ」(ツ…ツ…

離島棲鬼「会イタイ人ニイツダッテ会エルヨウニシテオクノハ当然デショウ?」

提督「……っ」(ギリッ

離島棲鬼「骨ガ折レタワ。海軍ニモ、艦娘ニモ貴方ニモ……妖精ニダッテ分カラナイヨウ工夫シタンダカラ、フフ、ウフフ」

提督「目的は、なんだ」

離島棲鬼「貴方ヲ助ケニ来タ、ト言ッタラドウスル?」

提督「世迷い言を……」

離島棲鬼「貴方ヲ縛リツケテ苦シメテイル呪イカラ解キ放ッテアゲタイノ……本当ヨ、フフ」(ブンッ

ドガッ…!!

提督「ぐ!?」

離島棲鬼「ソロソロ思イ出シマショウ? 貴方ガ何ヲサレタノカ……何ヲ奪ワレタノカ」(馬乗り

提督「(不味…い、なんとかして離れなくては……!)」

離島棲鬼「ソシテ……貴方ガ本当ニ望ンデイル事ハ何ナノカ」(ボゥ…

提督「く……!」(顔背け

離島棲鬼「チャント見テ? デナイト、心マデ壊シチャウワヨ?」 (目覗き込み

提督「ッ、ぐあ……はッ……!!」

離島棲鬼「マア、ソレナラ連レテ帰ル手間ガ省ケルンダケド、ネ」

提督「ァ……が――――!!?」

722:2015/08/02(日) 12:59:58.26 ID:

『気持ち悪い』

    どうして、そんなひどいことを言うの

『お前なんかいなくなれよ』

やめて

『化け物の合いの子』

         痛いよ

『こんなやつ、いくら痛めつけてもいいんだよ!』

      辛い

助けて

                  苦しい

                             悲しい

              逃げたい

           悔しい

     納得できない

                                    もう嫌だ

           助けて助け
                  テ
    助けて
                           助 ケて
                 

助ケテ

『なんか動かなくなったね?』

『ど、どうしよう……』

『バケツの水かけておけばだいじょーぶだよ! それ!』

                        許せない

         こんな奴ら……

              
コ ン ナ 奴 ラ  ミン ナ 消エテ シマ エ――――!!

723:2015/08/02(日) 13:00:45.15 ID:

提督「ハッ……ハッ……!!」

提督「うわ、あ……ああぁぁあっ!!」

離島棲鬼「コレガ、アナタノ本当ノ願イ」

離島棲鬼「ダカラ、モウイイデショウ? 辛イデショウ? ダッタラ、我慢スル必要ナンテナイ」

提督「違…ウ……私は……私……ハ…」

離島棲鬼「サア、貴方モ私タチト同ジ場所ニ――――」

<ドバンッ!!

漣「ご主人様! 鎮守府に深海棲艦が侵入……って、なにやってんだテメエ!?」

離島棲鬼「アラアラ、イイトコロダッタノニ……邪魔ガ入ッチャッタワネ」

漣「ご主人様から離れろ、オラア!!」(ブンッ!

離島棲鬼「モウ……イキナリ顔ヲ蹴ッテクルナンテ、部下ノ躾ガナッテナイワ」(スッ…

提督「ぐ、う……うぅ……っ」

漣「ご主人様、大丈夫ですか!? 漣が来ましたのでご安心召されよ!」

漣「神通さんたちもすぐに駆けつけてくれますから、戦艦に乗ったつもりで……とと、その前に下がらなきゃですねー」

漣「これからアイツと一戦やらかしますのでー。立てます? ご主人様――――」(肩掴み

提督「ヒッ……!」

パァンッ!

漣「たッ!?」

提督「あ、うあ……あ」

漣「……え……あれ、ご、ご主人…様?」(ヒリヒリ…

漣「そんな、マジ顔って、あれ? ほ、ほら、初期艦の漣ちゃんですよー?」

提督「やめて……来るな……触らないで……ッッ、違う……そうじゃない、寄るなっ……違う、違う違う……!!」(ガリ…ガリガリッ…

漣「…………」(ヨロ…

724:2015/08/02(日) 13:03:15.80 ID:

離島棲鬼「アララ、嫌ワレチャッタ♪」(クスクス

漣「……お前、ご主人様になにした」(ギョロッ

漣「漣の……私たちの提督に……」

漣「何をしたああぁぁぁぁあああああっ!!!」

離島棲鬼「フフ、思イ出サセテアゲタダケヨ」

離島棲鬼「コノ人ニトッテ、人ガドレダケ怖イ存在カトイウコトヲ……ネ」

漣「――――殺す」

離島棲鬼「……イイデショウ、相手ヲシテアゲル」

漣「神通さんや金剛さんたちが来る前に沈めてあげますよ!」(ジャキンッ

離島棲鬼「フフ、威勢ガイイノネ」

離島棲鬼「デモ、慢心シテハダメヨ?」

離島棲鬼「成リタテノ若イ子ナラマダシモ……駆逐艦ノ艦娘ゴトキガ、私ノ前ニ立ッテ無事デイラレルナンテ思ワナイコトネ」

漣「……っ」

漣「あぁぁぁあああああっ!」(ドンッ!!

離島棲鬼「コノ子ヲ壊セバ、提督モ素直ニナッテクレルノカシラ?」

提督「やめろ……やめ…て……」

離島棲鬼「試シニヤッテミマショウ」

提督「やめて……くれ……!!」

<バンッ!!

神通「ご無事ですか、提督……っ!?」

金剛『訳:警報聞いたでしょ!? だったら、あなたは真っ先に避難――――え?』

大和「漣……さん?」

ポタ…………びちゃ……

離島棲鬼「頑張ッタケド……艦船ノナイ艦娘ナンテ、ヤッパリコノ程度ヨネ」(髪掴み上げ

漣「」(ダラリ…

離島棲鬼「セッカク、慢心シテハダメッテ忠告シテアゲタノニ」

離島棲鬼「ネエ、提督?」(ニコッ

725:2015/08/02(日) 13:08:02.20 ID:

今回はここまでです
次の投下はイベント中……たぶん
728:2015/08/02(日) 14:00:47.50 ID:

この面子は恐怖しかない。
733:2015/08/02(日) 14:15:54.53 ID:


頭に血が上ってたしそうでなくても大和がいてもダメだったってことだろ
734:2015/08/02(日) 14:30:50.98 ID:

大和1隻で離島棲鬼倒せると思ってんの?(ゲーム脳
741:2015/08/02(日) 20:55:49.08 ID:

あのイレギュラーレ級より離島棲鬼強いんじゃないか

もう侵食魚雷ないよな

742:2015/08/02(日) 21:13:17.43 ID:

離島棲姫よろしくいつも笑顔のヤツは大抵強い

つまりウフフ言ってる泊地水鬼もきっと強い

747:2015/08/06(木) 14:30:55.76 ID:

次は左目か・・・
748:2015/08/06(木) 21:44:25.83 ID:

なるほどダブル眼帯か…
754:2015/08/07(金) 21:09:53.19 ID:

《鎮守府》食堂

神通「…………」(トボトボ…

金剛「どうでしタ……って、その顔じゃ聞くだけ無駄ですネ」

神通「はい……」

金剛「漣があんなことになって……それだけじゃなくて『あんなモノ』まで出されたんデス、ショックを受けるのは当然ネー」

神通「で、でも、このままじゃ提督まで!」

金剛「わかってマス。ですが、こればっかりは提督の問題ヨ……どうにか立ち直ってもらう他ないデース」

神通「提督……」

金剛「(みんな心配してるんだから……早く目ぇ覚ましなさいよ、バカ)」

《鎮守府》廊下

提督「……」(ヨロ…フラ…

弥生「ぁ……司令…官」

文月「ほわぁ、司令官、おはよぉ~!」

提督「…………」

文月「司令官、いま起きたの~? お寝坊さんはメッだよ~」(パタパタ

弥生「朝ごはん、まだ…ですよね? 蒼龍さんにお願いして、お、おにぎり作ってもらいます…」(ニコ…

提督「…………」

文月「えへへ、じゃあじゃあ、文月は玉子焼き作るよぉ~」

弥生「や、弥生…も。瑞鳳さんに教えてもらったから、自信…あります」(むんっ

提督「必要、ない」

文月「えぅ?」

弥生「ぇ……」

提督「食欲がないから……今は、いい」

文月「で、でもぉ、ちゃんとごはん食べないと元気でないよ~」

弥生「ん」(コクコクッ

提督「いいと、言っている」(虚ろ目

文月「し、司令官、待って……」

提督「仕事が残っている。一人にしてほしい」(ズル…フラ…

文月「ぁ……」

文月「……」(くしぐし…

弥生「ふ、文月…ちゃん」

文月「え、えへへ、司令官に怒られちゃったね~」

弥生「司令官、怒ってない…です。漣さんのことで、お、落ち込んでるだけ」

文月「……うん」

755:2015/08/07(金) 21:10:43.11 ID:

《鎮守府》執務室前

不知火(@立哨中)「……!」

不知火「司令、お疲れ様です。執務室、異常ありません」(敬礼

不知火「もう休憩はよろしいのですか? ここ数日、食事も睡眠も取られていないはずです」

不知火「よろしければ、鳳翔さんか間宮さんにお願いして消化のよいものをお持ちしますが……」

提督「…………」(スッ…

<パタンッ

不知火「……司令」(ショボリ

提督「……ハ、ァ」(ズ…ズズ…

提督「なにをしているのだ、私は」

提督「文月君や弥生君たちにまで心配をかけて……」

騙されている

裏切られる

提督「だというのに、あの子たちの気遣いさえ……歪んで、見えてしまう」

蔑まれている

疎まれている

憐れまれている

提督「(信じたい……彼女たちなら大丈夫だと信じたいのに……)」

提督「(もう……誰でもいい……何だっていい……)」

提督「私を――――」(顔覆い

757:2015/08/07(金) 21:18:41.40 ID:

今回はここまでで
次から能動分岐的な各キャラコミュニケーションネタになります
現在は不知火(陽炎)、満潮、多摩、球磨、那珂、赤城、蒼龍(文月弥生)、大和、神通、金剛を予定しています

>751 暗い内容で不快な思いをさせてしまい申し訳ありません

765:2015/08/08(土) 09:40:03.44 ID:

トラウマ抉られて目の前で初期艦やられてさらに身に覚えのない娘とかめげるわ・・・
でもここの提督ならそれでも立ち上がってくれるはず
777:2015/08/08(土) 23:50:29.99 ID:

【8月8日は大和の進水日】

旬彩《鳳翔》

大和「~~~~♪」

鳳翔「今日は随分とご機嫌ね、大和ちゃん」

大和「ハイ! 実は今日、大和が秘書艦の日だったのですが、なんと、なんとですね!!」(ズズイ!!

鳳翔「あ、あらあら、何があったのかしら?」

大和「ウフフフ! 実はですね――――」

《鎮守府》執務室

提督『あ、あの、大和君』

大和『はい! 大和にご用ですか、提督?』(パァァッ

提督『と、突然の話で申し訳ないのだが、この後、鳳翔君の店に行かないか』

提督『私は明日の準備があるので、す、少し遅れるが……』

大和『』

提督『や、大和君?』

大和『』(頬ギリギリ

大和『ゆ……夢、ですか?』

大和『自分で言うのもなんですが、大和、て、提督のことをお慕いし過ぎて白昼夢を……?』(ガクブル

提督『き、君は私をなんだと思っているのだね?』

大和「提督からお食事に誘っていただけるなんて想像だにしていなかったので、ビックリしちゃいました」(テレテレ

鳳翔「どこかのアプリゲームの高レアカードみたいな確率ですからね、提督からアプローチをかけるのは」

<ガラララ…

鳳翔「あら、噂をすれば影ですね」

提督「お、遅くなってすまない。待たせたね、大和君」

大和「いえ! 大和もついさっき席に着いたところなので、気にしないでください!」

大和「それよりも提督、さあ、こちらへどうぞ♪」(隣プッシュ

提督「う、うむ」 (オズオズ

大和「鳳翔さんっ、提督にお銚子と肴をお願いします」

鳳翔「はい、ただいま♪」

778:2015/08/08(土) 23:51:15.80 ID:

(大和、提督にお酌中・・・)

大和「お猪口が空になってしまいましたね。ささ、お注ぎしますね」

提督「あ、ありがとう」

大和「ウフフ、提督にお礼を言ってもらえるなんて晴れがましいです」(ニッコニコ

鳳翔「はい、追加の肴とお銚子ですよ」

鳳翔「そういえば、今日は珍しく提督から大和ちゃんを誘ったそうじゃないですか。どういう風の吹き回しですか?」

提督「鳳翔君も私をなんだと思っているのだ……」(憮然

鳳翔「(コミュ障ですかねー)」

大和「(大和にもその質問には答えられないてます……)」(目逸らし

提督「きょ、今日は大和君の誕生日だったのでな」

提督「祝いの言葉を送るタイミングが掴めず、鳳翔君の店に誘う形になってしまい、拘束時間を増やしてしまったのは申し訳なく思うが……」(ゴソゴソ

提督「た、たいしたものではないのだが、よければ」

大和「アロマキャンドル、ですか?」

提督「うむ。好みに合うかはわからないが、リラックス効果のある香りだそうだ」

提督「その、寝る時にでもな?」

大和「…………」

提督「……大和君?」

リラックス効果がある→寝る時(意味深)に→

大和「提督……そんなに大和のことを求めてくださっているのですね……!」(カアァァッ

提督「や、大和君?」

鳳翔「……座敷、使います?」

大和「もちろんです!!」(ガシッ!!

提督「なんの話をしているのだね、君たちは!?」

《この後、無茶苦茶……》

780:2015/08/09(日) 00:01:06.63 ID:

現実逃避からくる都合のいい夢かもしれない(ドS
781:2015/08/09(日) 00:34:14.52 ID:

乙です。
本当にここの大和さんの思考回路は……淑女だわ
783:2015/08/09(日) 03:16:43.31 ID:

乙です
思考回路は、ショート…してましたね。とっくに。でも可愛い
784:2015/08/09(日) 04:54:08.21 ID:


大和なんだし夢オチだな
790:2015/08/13(木) 02:00:21.53 ID:

《鎮守府》執務室

離島棲鬼「艦娘達ニ囲マレテ……歓迎サレテイルノネ、私」(クスクス

金剛「そういう台詞は周りをよく見てから言うネー」

神通「漣さんを、放しなさい」

大和「提督に危害を加えて、無事にここを去れると思わないことです」

離島棲鬼「……流石ニ3人同時ハ骨ガ折レルワネ」

離島棲鬼「ショウガナイカラ、コノ子ハ返スワ」

漣「」(グラ…

提督「っ……漣…君」(ギュウッ

離島棲鬼「フゥン、マダ切リ捨テラレナイノネ」

離島棲鬼「(サテ、ト。ドウシヨウカシラ、コノ状況)」

金剛「……」(ジリ…

神通「…………」(スッ…

大和「覚悟はよろしいですね?」(ガコンッ

離島棲鬼「(実ヲ言ウト、アノ駆逐艦ノ艦娘ノ攻撃、結構通ッテルノヨネ)」(ズキズキ…

離島棲鬼「(提督ト艦娘ガ揃ッテ初メテ、私達ニ対抗シ得ル力ヲ発揮スル……カ)」

離島棲鬼「アノ連中ラシイワネ」(ボソ

金剛「なに一人でブツブツ言ってるデース?」

金剛「余所見はNOなんだからネ!!」(ガシャンッ

離島棲鬼「多勢ニ無勢ネ。仕方ナイカラ、今日ノトコロハ引カセテモラウワ」

大和「逃がすと思っているんですか? 提督を襲っただけでなく、漣さんに怪我を負わせた貴女を」

離島棲鬼「見逃シテクレルト思ッテイルワ」

大和「巫山戯るな……!」

離島棲鬼「……オイデ、北方棲姫」(ズズ…ズ…

金剛「(空間が歪んでる? 一体なにを……)」

791:2015/08/13(木) 02:01:14.15 ID:

北方棲姫「んしょ」(ぴょん!

北方棲姫「……」(キョロキョロ

大和「深海棲艦の……子供?」

離島棲鬼「フフフ、チョット違ウワネ」

離島棲鬼「コノ子ハ……」

北方棲姫「――――パパ!!」(パアァァッ!

離島棲鬼「私ト提督ノ子供、ヨ」(唇なぞり

提督「な……に?」

北方棲姫「離島棲鬼、見テ、パパ! パパガイル!」(ふんすふんす

離島棲鬼「アラアラ、ヨカッタワネ」(ナデナデ

金剛「……どういう意味、デスカ」

離島棲鬼「ソノママノ意味」

離島棲鬼「レ級ニ連レテ来テモラッテカラ、毎日毎日毎日毎日、オ互イヲ知ルタメニ繋ガッタノ」

離島棲鬼「コノ人ノ優シイトコロモ駄目ナトコロモ、ドウシテ他人ガ怖イノカモ。貴女達ノ知ラナイ事、タクサン教エテモラッテ」

離島棲鬼「アンマリ抵抗スルモノダカラ、壊シカケチャッタケド……人形ミタイニナッタ提督モ、トテモ可愛カッタワ」(クスクス

神通「――――」

神通「(あの時、私が提督をお守りできなかったから?)」(ヨロ…

金剛「Hey、しっかりするネ、神通。膝をつくのは後にするデース」

神通「は…い」

離島棲鬼「実ヲ言ウト、今日ハコノ子ニ提督ト会ワセテアゲルノガ目的ダッタノヨネ」

離島棲鬼「予定外ノ事モアッタケド、ソレモ済ンダシ……帰シテイタダケマス?」

大和「だから逃がさないと……!!」

離島棲鬼「アラ、私達ノ相手ヲシテイル時間ハアルノカシラ」

離島棲鬼「ソコノ駆逐艦ノ艦娘、早ク治療シナイト助カラナイワヨ」

大和「くっ……」

金剛「(鬼号と幼体の姫級が二体……。こんな狭い場所じゃ、いつ提督に流れ弾が飛ぶかもわからないと来た……)」

離島棲鬼「帰シテモラエルワネ?」

大和「金剛さん……」

金剛「……」(フルフル

792:2015/08/13(木) 02:01:51.94 ID:

離島棲鬼「決マリネ。サ、帰リマショウ、北方棲姫」

北方棲姫「!?」(ガーン

北方棲姫「マ、マダホッポ、パパハトオ話シテナイノニ」

北方棲姫「パ……パパノ鎮守府ニオ泊マリ……ダメ?」(オズオズ

離島棲鬼「我ガ儘ハ駄目ヨ。ミンナ待ッテルカラ、一緒ニ帰リマショウ」

離島棲鬼「パパトハ今度、北方棲姫ガ満足スルマデ遊ンデモラエルカラ、ネ?」

北方棲姫「満足……ワカッタ、ガマンスル!」(ドキワク

離島棲鬼「イイ子ネ。ソレジャ行キマショウ」(手繋ぎ

北方棲姫「パパ! 今度、ホッポト遊ブノ、約束!」(バイバイ

離島棲鬼「フフ、日ニチガ決マッタラマタ会イニ来ルカラ、待ッテテネ」(ズズズ…

提督「ぅ、く」

離島棲鬼「――――ソウソウ、言イ忘レテタワ」

離島棲鬼「コノ子ハ見棄テナイデアゲテネ? ……レ級ミタイニ」(ニコリ

提督「――――!!」

金剛『訳:くそ! 目の前で逃げられるなんて……!』

大和「あの深海棲艦、提督を辱しめたと言っていましたよね? 許さない……赦さない……ゆるさない……」(爪カリカリ

金剛「……深海棲艦が私たちと同じ方法で増えるのか疑問があるし、まだ完全にそうと決まった訳じゃないネー」

大和「そう、ですね。木の股からでも生まれるのが鬼ですし……提督の血や肉を取り込んだだけということも……」(ブツブツ

大和「仮にそっちだったとしても、直に主砲を叩き込むぐらいでは済ませませんけど……」(ブツブツ

金剛「こ、この話は私たちのところで一旦止めておくとして、今は漣のことデス」

神通「提督、漣さんの怪我は……!」

提督「!!」(ビクッ

神通「……提督?」

提督「止血は、済ませた。た、頼む……漣君、を……早く、い、医務室……に」

大和「では、大和が漣さんを運びます」

提督「ハァ……ヒュッ……コフッ……!」

金剛『訳:ちょっと、大丈夫? アナタ、顔真っ青よ』

提督「ぜひ……う、ううっ……!」

金剛『訳:鋼太郎!?』

神通「提督、どうされたんですか!?」

ドンッ!

神通「きゃっ!? て、提督……?」

提督「うわ、あ゛ああぁぁ!!」

金剛『訳:ど、どうしたっていうのよ!?』

金剛『訳:聞こえる!? しっかりしてよ、ねえ……ねえってば、鋼太郎!!』

793:2015/08/13(木) 02:06:50.87 ID:

(数日後)
《鎮守府》医務室

漣「――――」(すぅ…すぅ…

潮「さ、漣ちゃん」

曙「……なんで起きないのよ」

朧「修復剤のお陰で怪我は綺麗に塞がったけど、ダメージと出血が多すぎたってお医者さんが」

朧「提督は提督で、侵入した深海棲艦になにかされたらしくて、脳波が危険なレベルまで乱れてたらしいし……」

朧「してやられたって感じだね」

潮「提督、大丈夫なのかな。こんなことがあったのに、目を覚ましてからずっと、休まずにお仕事してるし」

曙「私たちが、漣にクソ提督の護衛を丸投げしたせいで」(ギリッ

曙「ゴメンね、漣……ゴメン……!」

潮「曙ちゃん……」

朧「神通さんたちでも間に合わなかったんだし、私たちが向かっても結果は同じだった……たぶん」

曙「それでも、何かできたかもしれないじゃない!」

朧「……何かできるとしたら、今は朧たちが漣の分まで頑張ることだよ」

朧「後悔してるのは私も同じだから。漣が目を覚ましたら、一緒に謝ろ」(ニコ…

潮「そうだね……。が、頑張ろう、曙ちゃん!」

曙「―――うん」

曙「っし! そうと決まれば、こんなとこで辛気臭い顔してらんないわ!」

曙「どーせ漣のことだから、起きたら『知らない天井だ』とか言うのよ! 放っておいた方がいいわ!!」

曙「クソ提督をシャキっとさせるとか、艤装のチェックとか艦とのリンク調整とか、やれることはいっぱいだからね! 行くわよ、朧、潮!」

潮「あ、曙ちゃん、待ってぇ~」

朧「今泣いた烏がもう笑った、だね」

朧「(待ってるよ、漣。だから……早く目を覚まして)」

朧「やっぱり、初期艦の漣がいないと締まらないからさ」

漣「――――」(ピク…

794:2015/08/13(木) 02:13:07.48 ID:

今日はここまで
ウジウジはここまでで、次回から個別ルートに能動分岐な提督とコミュニケーションネタに入ります(全員は難しいかもですが
イベントは……ケッコンカッコカリ艦娘抜き&スレ登場艦娘縛りは不可能と判断
なにかしらの突破口を見つかると信じて、資材とバケルを投げ捨てています
796:2015/08/13(木) 06:56:17.20 ID:


ほっぽちゃんがあんまりコミュ障っぽくないww
797:2015/08/13(木) 08:40:01.02 ID:


シリアスなのにフンスフンスしてるほっぽちゃん…かわいい
799:2015/08/13(木) 09:09:56.38 ID:

シリアルがあるからギャクが冴えるよね
漣の復活と反撃期待してます
818:2015/08/16(日) 15:54:33.81 ID:

【艦娘たちとコミュニケーション】不知火・陽炎編

《鎮守府》執務室

提督「――――――――ぅ」

提督「また、落ちていたのか」(ヨロ…

提督「コフッ、ゴホ……」

提督「(現実から目を背けるために、落ちるまで作戦や執務の処理を続けて、食欲がないからと、申し訳程度に水を口にして」

提督「辛いのは道理だな……ハ、ハハ」

提督「――――ッ」(ギリィッ

提督「(奴はまた来ると言っていた。蹲っている時間などないというのに……!)」

提督「(何でもいいのだ……誰でも、どんな些細なきっかけでも構わない)」

提督「私を……もう一度、『提督』として――――」

――――ドサッ!

提督「……なんだ?」

<ガチャ……キィィィ…

提督「(重い……人が朽ち木のように倒れる音が……)」(ソロ~

不知火「」(五体投地

提督「」(白目

提督「ハッ!? い、意識が飛んでいた。不知火君、しっかりしたまえ、不知火君!」

不知火「ぬ、ぬぃ」(ピク…ピク…

提督「うぬ、なぜ不知火君が廊下に倒れて……」(オロオロ

提督「と、ともかく、ここに転がしておくわけにもいくまい」(抱え抱え

不知火「うぅ……しれぇ……しれぇ~……」(目グルグル

提督「ぬぐ、うぐぐ……あ、安心したまえ、すぐに……医務室へ運、ぶ」

提督「(こ、ここ数日の不摂生が祟ったか……つ、つ、辛い……!!)」(ヨタ…ヨタ…

陽炎「……司令、なにやってんの?」(ジトー

提督「ひぃっ!? か、陽炎君か。丁度いいところに」

提督「し、不知火君を医務室に運ぶのを、手伝ってはくれないだろうか」

陽炎「ひぃっ、て……ま、いいけど」

819:2015/08/16(日) 15:55:03.05 ID:

《鎮守府》医務室

不知火「すぴー……くぴー……」(スヤスヤ

提督「ね、寝不足と空腹、だと?」

陽炎「まあ、そうなるわね」

陽炎「『何時なんどき、司令が深海棲艦に襲われるかわかりません。漣さんが戻られるまで、不知火が司令をお守りしなくては(キリッ』……って感じで、ずっと執務室前に立ってたもん」

提督「ず、ずっとというのは」

陽炎「漣さんが深海棲艦にやられて……まあ、生きてるけど。司令が沈み込んでからずっとに決まってるじゃない」

提督「……どうして、そんな真似を」

陽炎「そんなの、司令のこと大好きだからに決まってるじゃない」(頬ムギュー

不知火「にゅ」

不知火「口下手で、人付き合い苦手で、要領悪くて、目つき悪くて無愛想で、いらない誤解と反感ばっかり受けて……」(ウリウリウリウリ

不知火「ぬぃぃ……?」(プルプル

提督「だ、だが、艦娘として誰かを守りたいという不知火君の気持ちは、誰よりも強い」

提督「その、気持ちは……適性や才能にも劣らない、た、大切な要素だと……私は、思っている」

陽炎「……そんな風に不知火のいいとこ、悪いとこ引っくるめて受け入れてあげたから、なのよね」

提督「うぬ?」

陽炎「不知火が司令に懐いてる理由」

陽炎「この子はアホだけど、アホだからこそ? 信じた人のことは絶対に裏切らないの」

陽炎「自分のことで一杯一杯なのに、歯を食い縛って、いろんなもの守ろうとしてる司令のこと、不知火は本気で尊敬してるから」

陽炎「もうあれよ、司令が白を黒って言ったら黒って信じるし、ワンと鳴けって命令したら三遍回ってお腹見せながらワンしちゃうくらい」

提督「い、いくらなんでもそれは……いや、う、うむ、うむむ」

陽炎「やりそうでしょ?」

提督「完全に否定は、できないかもしれない」(目逸らし

陽炎「アハハ、出た司令の十八番!」(クスクス

提督「うぐ……」

陽炎「……司令が昔、何があってそんなに人が苦手になったのかはわかんないけどさ」

陽炎「それでも、これまでみたいに不知火のこと、信じてあげてほしいな」

陽炎「それだけできっと、この子は幸せだから」(ニコリ

提督「これまで……みたいに」

陽炎「できてないって思ってるかもだけど、司令が私たちのこと信じてくれてるのは、不知火だけじゃなくてみんな知ってるから!」

提督「…………」

陽炎「さて、と。いつまでも不知火の面倒見てらんないし、私はもう戻ろっかな~」

提督「し、不知火君をここに置いていくのかね」

陽炎「あー、たぶん夕飯の時間になったら勝手に目を覚ますんじゃない?」

提督「そ、そうか、なら大丈夫か」

陽炎「そーいう司令も、ここ何日かまともに休んでないんだから、ちゃんと家で寝た方がいいわよ」

提督「……ああ、そうしよう」

陽炎「うん! よく寝て、ちゃんとご飯食べて、また一緒に頑張りましょ!」

提督「陽炎君」

陽炎「ん、なぁに? まだお話したいの?」

提督「……ありがとう」

陽炎「いいのよ~、お礼なんて! でも、サ~ンキュ♪」(ウィンク

820:2015/08/16(日) 15:55:32.43 ID:

陽炎「そーだ、司令」(クルリ

提督「ぬ?」

陽炎「一応、私も司令のこと、本気で尊敬してたりするから」

提督「な、なに?」

陽炎「……じゃ、じゃっ、そういうことで!」

<パタンッ…!

提督「尊敬している、か」

不知火「ふぴー……くぴー……」(鼻提灯

提督「…………」(ナデ…

不知火「……フ、フフ……期待に応えてみせます…しれぇ」(にへら

821:2015/08/16(日) 16:03:55.97 ID:

イベント中で短くて申し訳ないです
なんとかこのスレ内でネタを書ききりたいところです

新規艦娘は出ないけど、この鎮守府的には問題ないので攻略を楽しんでいます

823:2015/08/16(日) 17:33:59.82 ID:

ほほえましい復活劇の序章ですな~。
まるでカミナを失ったシモンが立ち直るみたいな・・。
824:2015/08/16(日) 18:17:38.01 ID:

おつ
かげぬい最高じゃあ^~

さすがにE7甲切ないです…

828:2015/08/16(日) 23:40:51.25 ID:

陽炎のポテンシャルは分かっていたが、ここまでとは!
830:2015/08/17(月) 06:58:49.89 ID:

ぬいぬい健気じゃTT
840:2015/08/20(木) 00:34:03.75 ID:





『満潮君
sub:
司令官がいないと話にならないんだから……立ってよ』

『満潮君
sub:
私じゃ力不足かもしれないけど、愚痴ぐらいは聞くから。メールの返事、ちょうだい』

提督「……これは、いつから」

提督ケータイ『141時間37分前から不定期に送られてきていた』

提督「な、なぜ伝えなかったのだ」

提督ケータイ『君の精神状態を考慮した結果、報告が遅れたことは謝罪する』

提督「ならば、せめて、い、今は返事ができないとお前から……」

提督ケータイ『彼女とは知らない仲ではないし、一般常識的にはそうすべきだと判断できる。しかしだな、バディ』

提督「?」

提督ケータイ『満潮君のメッセージはすべて君に向けて送られたものだ』

提督ケータイ『それに返信するのは、君が果たすべき義務ではないのか?』

提督「ぐ……」

提督ケータイ『さあ、どうするバディ。満潮君は辛抱強く君の返信を待ってくれているぞ』

提督「い、いつの間にそんな意地悪くなったのだ、お前は」

提督ケータイ『私は君に与えられた思考能力の範囲で思考し、選択肢を提示しているに過ぎない』

提督ケータイ『それを意地悪いと感じるのなら、それは君がやらねばならないと理解していながら、目を背けている事柄だからだろう』

提督「り、理屈ばかり捏ねるな」

提督ケータイ『知っているか、バディ? ケータイは持ち主に似るらしいぞ』

提督「ぐ、ぬうう……」(ガックシ

《艦娘用宿舎》満潮の部屋

ヴーヴヴッ…

満潮「…………」(ツ…ツィ…

『司令官
sub:遅くなってすまない
君の言葉、確かに受け取った』

満潮「……バカね。こんな返信出すのに、どれだけ時間かけてるのよ」(クスッ

841:2015/08/20(木) 00:35:01.50 ID:

【艦娘たちとコミュニケーション】多摩編

《艦娘用宿舎》木曾の部屋

球磨「クマー……」(ぐでーん

木曾「球磨姉、なんで俺の部屋でぐだってんだよ……」

球磨「退屈だから妹の話し相手になってやりに来たクマー」

木曾「話し相手なら多摩姉がいるじゃねーか」

球磨「部屋に行ったけど多摩、いなかったから仕方なくだクマ。こういう時に限って、北上と大井は遠征だし」

木曾「消去法かよ!?」

球磨「お、このお饅頭、美味しいクマー」(ムーシャムシャ

木曾「勝手に俺の茶菓子むさぼんなー!」

球磨(素)「木曾、やかましいぞ」(ギロッ

木曾「ヒィッ!? ゴメン、球磨姉!」

球磨「もう夜だクマー。川内みたいに騒いだらみんなの迷惑になるクマー」(モキュモキュ

木曾「(くそぅ、くそぅ!)」(シクシク

球磨「夜食べる甘いものって、どうしてこんなに美味し……ンガググッ!?」

木曾「球磨姉!?」

球磨「の……喉に……お饅頭、つ、詰まっ…………グマ」(ガクッ

木曾「球磨姉? 球磨姉ぇぇっ!?」

843:2015/08/20(木) 00:36:06.53 ID:

《鎮守府》執務室

多摩「ニャ」(ピクッ

提督「…………」

多摩「いま、球磨が大変なことになってる気がするニャ」(コロコロ

提督「…………」

多摩「ニャンガニャンガニャ~」

提督「多摩、君……用がないの、なら……自分の部屋へ、戻ってくれないか」

多摩「ヤダニャ」(プイッ

提督「……ここにいて、君になんの得があるというのだ」

多摩「なーんにもなーいニャ~」

多摩「提督はジメジメしてるし、空気も重苦しいし、むしろ損してるニャ」

提督「な、ならば……」

多摩「……多摩はネコじゃないけど、気紛れだから、いたいところにしかいないのニャ」

提督「…………」

多摩「だから、提督が嫌だって言ってもこの場を梃子でも動かないニャ」

多摩「どうしても動いて欲しいなら、提督が動けばいいニャ」

多摩「オススメは食堂か鳳翔さんのお店か間宮さんニャ~」

提督「……ぐ」

提督「せ、せめて、机の上からはどいてもらえないだろうか」

多摩「多ァ摩は、お部屋で……丸くなる……ニャン」(不動の守備表示

提督「…………」(カタッ…

カツ…コツ…

多摩「みんな心配してるから、さっさと元気になるニャ」(ボソッ

提督「君は……本当に猫のような子だな」

多摩「だから、ネコじゃないニャ」(プイッ

844:2015/08/20(木) 00:36:43.23 ID:

【艦娘たちとコミュニケーション】球磨編

《艦娘用宿舎》木曾の部屋

多摩「ニャーン!」(バシバシバシバシッ

木曾「ッテ、イテ!? さっきから痛いって、多摩姉!」

木曾「退屈だから木曾と遊んでやってるニャ。感謝するにゃし」

木曾「俺は遊ばれてるようにしか感じねえよ! なんだよ、にゃしって!? 何語だよ!?」

多摩(素)「声張り上げるな、キンキンうっさい」(ジロッ

木曾「ゴメンナサイ」(平身低頭

多摩「ところで、球磨はどしたニャ?」

木曾「球磨姉? 球磨姉なら、さっき『いい加減、忍耐袋の緒が切れた』とかブツブツ言いながら出てったけど」

多摩「え」

木曾「ど、どした、多摩姉?」

多摩「ヤバイニャ、早く球磨を止めに行くでありんす!」

木曾「なんで廓言葉!?」

《鎮守府》執務室

<ドバァンッッ!!

提督「!!?」

球磨「…………」(ヅカヅカヅカ!

提督「く、球磨君? い、一体何事か……ぐぅ!?」(ガクンッ

球磨(野獣の眼光)「表出ろ……クマ」(胸ぐら掴み

提督「」

845:2015/08/20(木) 00:37:32.31 ID:

《鎮守府》母港

ズルズルズルズル…

提督「こ、これはなんの真似だね!?」(ジタバタ

球磨「無駄な抵抗はやめるクマー、観念して球磨についてくるクマー」

提督「つ、ついてこいと言われても、どこに……」

球磨「すぐにわかるクマ」

球磨「妖精さんたちー、準備OKクマ~!?」

妖精A「大丈夫だ、問題ない」

妖精B「いつだって行けます」

妖精C「最高にハイッて奴ですー」

球磨「よーし、それじゃあ軽巡洋艦《球磨》抜錨だクマー!!」

妖精ABC『急速出航~』

提督「ま、待ちたまえ! 許可もなく艦を動かすのは…………!!」

多摩「間に合わなかったニャ。球磨の奴、懲罰房行き確定なことやらかしやがったニャ……」

木曾「く、球磨姉、提督をどこに連れてったんだ?」

多摩「わかんニャい」

木曾「ど、どうすんだよ……どうしよう、多摩姉」(オロオロ

多摩「……帰ってくるのを待つニャ」

多摩「バカ姉と、多摩たちの大好きな『いつもの提督』が帰投するのを」

木曾「……そっ、か」(トスン

多摩「お酒でも持ってくればよかったニャ」(ストン

木曾「……実はこの間、滅茶苦茶レアな日本酒手に入れたんだ」

木曾「球磨姉と提督が戻ってきたら、みんなで飲もうぜ」(ニヤッ

多摩「木曾……」

多摩「…………ゴメン、戸棚の奥に隠してる奴ならもう飲んじゃったニャ」(目逸らし

木曾「」

846:2015/08/20(木) 00:38:03.53 ID:

(洋上)
軽巡洋艦《球磨》甲板

球磨「よーし、ここなら誰にも迷惑かからないクマ」

提督「く、球磨君、君は一体なにを考えているのだね……?」

提督「艦娘が私的理由で艦船を動かすことは固く禁じられている。そのことを知らない訳では……」

球磨「スーーーー……」

提督「ぬ?」

球磨「ヴオォォォォォォォォォォォォッ!!!!!」

提督「っっっ!!?」(キィーン

球磨「ゴホゴホッ……!! ふぅ、スッキリしたクマー♪」

提督「な……な……??」(クラクラ

球磨「さっ、提督も叫ぶクマ」

提督「わ、私も? なぜ、だね」

球磨「ここ最近の提督は見ててイライラするクマ! 不満足オーラが溢れ出てるクマー!!」(ガオーッ

提督「それ、は」(俯き

球磨「……もちろん、漣とか深海棲艦になんかされたせいなのはわかってるクマ」

球磨「けど、それで提督が腑抜けるのは、球磨にはどうしても我慢できないんだクマー」

球磨「球磨の知ってる提督は、情けないぐらいビクビクオドオドしてるけど、自分の決めた道を真っ直ぐ進む格好いい提督だクマ」

提督「…………」

球磨「嫌なことがいっぱいあってもう動きたくない、なんてウジウジ考えてる提督をやっつけるクマ!」

球磨「ココには球磨と妖精さんたちしかいないから、泣き言だろーが恨み言だろーが、大声で喚き放題だクマー」

妖精A「見猿」

妖精B「聞か猿」

妖精C「言わ猿、です」

球磨「そんで、胸の中に溜まってるモヤモヤ、全部全部吐き出して……」

球磨「球磨やみんなが大好きな『いつもの提督』に戻って欲しいクマ」(ニコッ

提督「球磨、君」

球磨「さあ、早く母港に戻らないと球磨が大変なことになるクマー。ちゃちゃっと喚き散らすクマー」

提督「ぬ、う……」(すぅー

提督「――――――――!」(クワッ

提督「お……おお……!!」

球磨「恥ずかしがらずに、もっとおっきな声を出すクマー!!」

提督「うおお、おっ……■■■■■■■■■■■ーーー!」

球磨「クククッ、クマー!?」

847:2015/08/20(木) 00:39:04.93 ID:

《鎮守府》母港

木曾(中破)「……おかえり、提督」

多摩(中破)「思ってたよりは早い帰投だったニャ」

提督「う、うむ……その、め、迷惑を、かけた」

木曾「……ヘヘッ、いいさ別に!」

多摩「いつもの提督に戻ったようでなによりニャ」

球磨(中破)「なんで多摩と木曾、ボロボロなんだクマ?」

多摩「……木曾に虐められたニャ」(ムスッ

木曾「多摩姉が悪いんだろっ!? あの酒、すっげえ楽しみにしてたんだからな!」

球磨「なるほど、食べ物の恨みは怖いクマ」

多摩「そういう球磨はどうしたニャ? 提督と友情を深めるのに殴り合いでもしたのニャ?」

球磨「…………」

球磨「提督の溜め込んでたもの、球磨が想像してたよりずっとヤバかったクマー」(遠い目

848:2015/08/20(木) 00:41:11.44 ID:

提督の闇は深い
849:2015/08/20(木) 00:43:21.93 ID:

この洋上でドデカイ声出して、満足しようぜ!
850:2015/08/20(木) 00:44:20.28 ID:

今回は以上です
川内、那珂、青葉辺りをやったら蒼龍、大和、神通、金剛編でいつもの提督に戻りそうです
851:2015/08/20(木) 00:45:13.39 ID:

お疲れ様でした
852:2015/08/20(木) 00:45:55.28 ID:

コミュニケーションというかリハビリテーションだな
860:2015/08/20(木) 07:05:04.08 ID:


さすが球磨ちゃんやでぇ
しかしキソーの扱いwww
862:2015/08/20(木) 17:51:35.15 ID:

乙です
さすが異常に優秀な球磨姉ちゃん!
864:2015/08/20(木) 22:34:26.41 ID:

木曾は姉二人にもっと怒っていいwwww

 

 

 


引用元:【艦これ】提督と艦むすの鎮守府での四方山話9【ネタ募集】(SS速報VIP)

【艦これ】提督と艦むすの鎮守府での四方山話その1【SS】

【艦これ】提督と艦むすの鎮守府での四方山話その2【SS】

【艦これ】提督と艦むすの鎮守府での四方山話その3【SS】

【艦これ】提督と艦むすの鎮守府での四方山話その4【SS】

【艦これ】提督と艦むすの鎮守府での四方山話その5【SS】

【艦これ】提督と艦むすの鎮守府での四方山話その6【SS】

【艦これ】提督と艦むすの鎮守府での四方山話その7【SS】

【艦これ】提督と艦むすの鎮守府での四方山話その8【SS】

【艦これ】提督と艦むすの鎮守府での四方山話その9【SS】

【艦これ】提督と艦むすの鎮守府での四方山話その10【SS】

【艦これ】提督と艦むすの鎮守府での四方山話その11【SS】

【艦これ】提督と艦むすの鎮守府での四方山話その12【SS】

【艦これ】提督と艦むすの鎮守府での四方山話その13【SS】(再)

【艦これ】提督と艦むすの鎮守府での四方山話その14【SS】

【艦これ】提督と艦むすの鎮守府での四方山話その15【SS】

【艦これ】提督と艦むすの鎮守府での四方山話その16【SS】

【艦これ】提督と艦むすの鎮守府での四方山話その17【SS】

【艦これ】提督と艦むすの鎮守府での四方山話その18【SS】

【艦これ】提督と艦むすの鎮守府での四方山話その19【SS】

【艦これ】提督と艦むすの鎮守府での四方山話その20【SS】

【艦これ】提督と艦むすの鎮守府での四方山話その21【SS】

【艦これ】提督と艦むすの鎮守府での四方山話その22【SS】

【艦これ】提督と艦むすの鎮守府での四方山話その23【SS】

【艦これ】提督と艦むすの鎮守府での四方山話その24【SS】

【艦これ】提督と艦むすの鎮守府での四方山話その25【SS】

【艦これ】提督と艦むすの鎮守府での四方山話その26【SS】

【艦これ】提督と艦むすの鎮守府での四方山話その27【SS】

【艦これ】提督と艦むすの鎮守府での四方山話その28【SS】

【艦これ】提督と艦むすの鎮守府での四方山話その29【SS】

【艦これ】提督と艦むすの鎮守府での四方山話その30【SS】

【艦これ】提督と艦むすの鎮守府での四方山話その31【SS】

【艦これ】提督と艦むすの鎮守府での四方山話その32【SS】

【艦これ】提督と艦むすの鎮守府での四方山話その33【SS】

【艦これ】提督と艦むすの鎮守府での四方山話その34【SS】

【艦これ】提督と艦むすの鎮守府での四方山話その35【SS】

【艦これ】提督と艦むすの鎮守府での四方山話その36【SS】

 

1001 : 2017/10/19 23:58:38 ID: